○+△=?
この一般的な計算式では。
遠い昔に聴いた、『ROOTS』の先に広がる。
あの景色には気づけなかった。
当時の私は、イメージの海のどっぷり沈んでいた。
肯定
遠い昔に聴いた、『ROOTS』。
それがいいものだと。
心の中に残りながらも。
当時の僕に。
その先に広がる、景色が。
イメージできなかったのは。
考え方が違ったから。
そう――。
テツガクちゃん
気づいてしまった肯定さんに。
気づいてしまった私がいて。
今、この瞬間。
同じかじかんだ声が。
秘密を明かす、決行の刻です。
ちょうど、3時10分。
いいと思って、心に残りながらも。
そこに確かに存在した、それが。
存在しないように思えた。
そんな覚えが錯じってしまった。
その考えの正体見たり、計算式。
肯定
そうそう、計算式。
『○+△=?』という一般的な計算式。
あれとこれを加えたら。
何になるでしょうか?
それからたれを引いたら。
何になるでしょうか?
なれとほれをかけたら……。
もれからやれをわったら……。
決まったものが。
決まった動きをしたら。
どうなるか。
そんな考え方じゃ。
気づけないこともある。
テツガクちゃん
きっと、山のように。
海のように溢れていますね。
私の面白い=誰かの面白い
計算式ではかれる。
そう思っていた感情も。
なかなか、当たらない方程式ですね。
肯定
全くそのとおり。
だからといって。
僕の面白い≠誰かの面白い
というわけでもない。
たぶん、そんな方程式なんて。
最初からない、そんな感じ。
言い伝えられた感情
僕らはすっかり信じて
イメージの海へどっぷり沈んでゆく
そんな『ROOTS』がイメージできなかったのは。
僕が苦しいって感情は。
言い伝えられ、教わった苦しさしか。
知らなかったから。
面白くて、まだ続けたいから。
感じる、苦しさだってある。
限りなく嬉しい怒りもある。
教わった感情とは全く違う。
そんな今がある。
テツガクちゃん
確かな重さと共に。
今、この瞬間に。
『存在と同時に存在しない』。
そんな感じですね。
オルゴール。
今のあなたなら。
この答えから。
どんな景色を広げますか?
今の私はもちろん、これです。
どこまでも続くって。
思えるような静寂が。
今、この瞬間の中に。
二人、線路の上を歩いてた。
そう、教えてくれた。
あの『オルゴール』は名曲です。
時間を曲げてしまう、あれです。
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