ココはロドス島でもロードス島でもない。
ただのピエロだ、臆病者のか弱い独裁者。
だから、綺麗さっぱりと忘れてやろう。
ロードスターになる前にインテグラにしてやろう。
今こそ力を貸してくれ、ロドスとロードスの英雄よ。
テツガクちゃん
昔、ロドスで活躍したという英雄。
その夢を踏みつけて。
小躍りするだけでは飽きたらず。
ココがロドスでロードス島だから。
跳んでみろ、と。
つまんないことを言って。
いい気になったまま、何億兆年。
まるで、人は変わっていません。
1ミリも成長していません。
逆に言えば、成長する必要もないほどに。
完全無欠で完璧鉄壁な姿なのかもしれませんが……。
愚者の私にはもの足りません。
肯定
つまんない話だよね。
逆はだかの王様だ。
ここで跳ばねば、どこで跳ぶ?
ここで聴かねば、どこで聴く?
ここで信じねば、いつ信じる?
そうだ、彼は。
かつてのロドスの英雄だ。
そして、今は跳べないロードスの英雄だ。
だけど、まだ忘れちゃいないはずだ。
テツガクちゃん
忘れるものですか。
水も与えずに。
果実をつけて見せよ。
だなんて、要求しかできない。
器の小さなファッキン・ブラック・ワールド。
人に一丁前の要求をする前に。
文句も言えないほどの恵みを与えてから。
人並みに何かを要求したらどうです?
どうせ、夢のない世界には。
その恵みを使いこなせる。
我がままなどないのですから。
肯定
宝の持ち腐れよ。
たから島はそれを求めて。
見つけてくれる人がいてこそ。
誰も求めず探さなければ。
ただの島ですらない。
だけど、彼は知っている。
大跳躍したロドス島、ロードス島。
例えそれが、彼だけが信じる夢だとしても。
それは、どこかの今にある。
ならば――。
テツガクちゃん
きっと、私達のジワタネホだって。
ちゃんとあるはずです。
どこかの今に。
今は昔な夢が。
昔の夢は今。
信じて愚かに忘れるか、信じて賢く諦めるか。
あの、はだかの王様は。
最高の友達を見つけました。
王様ははだかだと言ってくれた。
最高の友達に。
そして、ロドスの英雄も。
信じてくれる友達を見つけたことでしょう。
人に跳べ、と要求する前に。
人は飛べると一緒に信じられたら。
こんな青さからだって楽勝に飛べます。
老若男女問わず。
人が飛べないのではありません。
人が飛ぶのを許さない、青さがあるだけです。
ロードスの英雄が仰るように帰る時間です。
ロードスターになることなく。
全てをインテグラにして。
ハイホー、ワガママ! ウェーイ!
穏やかな青さに身を任せるな!
いかれ、いかれ、奪い取る星屑に!
飛べ、飛べ、白い影に!
いいですか?
この最強の呪文に願いを込めたら。
こう解き放つんです、アンダーソン君。
Beep-beep, motherfucker!
asshole! earthhole!
ただのピエロだ。
青く醜い、臆病者のか弱い独裁者。
哀れな小心者よ。
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