頭のいいミスター・グリーン。
チェスとペテンの天才のグリーン。
なぜ、そうわかっていて。
ITを信じる?
その偽りの輝きを。
テツガクちゃん
朝、人が起きる理由はたった一つ。
不愉快なボスにも耐え。
必死に努力し懸命に働く。
なぜなら。
人に知ってほしいから。
自分が魅力的で寛大で。
楽しく愉快で頭のいい人物だと。
傑出した人物だと思われたい。
おそれろ、うやまえ、自分は特別なんだ。
誰もが同じ望みを抱き。
思いを共有する。
親しく接してもらい。
褒められたいと願う。
立派な人だと思われたい。
トロフィーを磨く。
感心な少年のように。
たとえ偽りの輝きでも……。
そうミスター・グリーンは語り。
こう気づきました――。
肯定
俺たちは。
服を着たサルでしかないのに。
他人の賞賛を求めようとする。
もし、それに気づけば。
そんなことはしない……。
そこまで気づいて。
なぜ、ITを信じる?
頭がよくて、チェスとペテンの天才。
魅力的なミスター・グリーン。
テツガクちゃん
秘密の呪文を唱えるだけです。
チェックメイト。
それだけでいいんです。
なぜ、まだITを信じるのですか?
ああ、わかってます。
皆様まで仰らなくてもわかっています。
スプーンなんてありませんから。
肯定
自分は特別なんだ。
誰もがそう思えるのは。
中毒ではなくて本能。
どんなにすり替え。
欺瞞を教え説かれて。
その欺瞞を語っても。
消えない本能。
褒めてもらいたい。
金時計が欲しい……僕は違うのが欲しいけど。
それで、不思議と頑張れる。
なぜか、誰かのためには頑張れる。
キラキラ輝くクレイジーダイヤモンド。
そうでなければ。
誰もこんな世界を信じない。
なぜ、自分を誘拐したITを信じる?
排水溝から下水道へ引きずり込んだ悪霊を信じる?
自由って鎖でフワフワと死体を浮かべる、ペニーワイズを信じる?
ミスター・グリーン。
そろそろ目を覚ましな。
目の前のものが見えないのか?
テツガクちゃん
見えているから。
偽りの輝きを信じてしまう。
本能を眠らせ。
静かに夜闇をやり過ごそうとする。
光は闇になり、闇も光になる。
大切な問題は……どの光を見るか。
知ってますよ。
魅力的で寛大で。
楽しく愉快で頭のいいミスター・グリーン。
特別に傑出した物語のグリーンさん。
親しく接してもらって。
褒められたいと願い。
立派な人だと思われたい。
誰もが同じです。
そういう心を共有している。
トロフィーを磨く優等生?
ステーキじゃないですか。
問題は――そうじゃない世界。
そのITを信じてしまう賢さの欺瞞。
老若男女問わず、全てのグリーンさんが。
その欺瞞、フジツボの巨人を信じている事。
サルだから動物だから。
仲間からの賞賛が欲しいわけです。
人だからこそ、欲しいわけです。
こんな世界じゃなくて。
自分というキラキラ輝くクレイジーダイヤモンド。
それを輝かせる自分以外の光こそ……。
希望の青春、約束のジワタネホってわけです。
一緒に脱獄しますよ、ジェイク・グリーン。
ミスター・グリーンでありミスター・黒魔術。
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