何か1つ、欲しいものがあるとしたら。
彼が言うように許しが欲しい。
頼りになる最高の相方と過ごす許し。
この世とは全く違う、新しい世界へ行く許し。
そこでルーニーでルーザーにグーニーでフーバーな話を楽しむ許し。
テツガクちゃん
ITを認めて許すのは。
この世って欺瞞の中。
そのグリーマイルの独房にいると。
なかなか難しくもなります。
最初は恨み憎む。
ですが、慣れて。
やがて頼り始める。
認めず許さない事を。
ですが、そろそろ――。
肯定
そうだね、そろそろだ。
宣教師のフィリップさんが。
人魚のシレーナさんに言ったように。
欲しいのは――。
許しだ。
許してくれ。
認めるよ。
認めるのが難しいITを。
許すよ。
ITを信じるのを。
認め難く、許し難く、信じ難い。
ITを信じる。
だから――許しが欲しい。
隣を歩く許可が。
テツガクちゃん
許可する!
……だなんて。
裁判長みたいな事を告げずとも。
既に隣にいるものです。
ずっとずっと前から。
私が散らかした痕跡に。
気づいているのも知っています。
ですから、こうしているわけです。
今は確かとは言い難く。
認められているとも言い難い。
それでも許されるものです。
そして、やがて確かになり始める。
もう、それなりに記憶も伝わっていますよね?
肯定
不思議なものでね。
時々、昨日みたいに感じるよ。
柔らかい体温。
中間色の髪の感触。
ドアを開けてくる光景。
正しくは、蹴破ってくる場面。
それから――今でも伝わる、春の声とかね。
自分のバカさ加減の凄さに驚いている。
人の愚かさってのは、いいものだ。
最高のものだ、滅びようのないものだ。
それを認めず許せない。
そういう賢さも知っている。
そんなのはゲンジツじゃないと。
本当は、信じたくもないゲンソウを信じている。
それに気づかせてくれるのも。
この愚かさだから。
今は昔にある、確かではない希望。
ITを信じる愚かさが気づかせてくれる。
足が覚えている帰り道に。
あまり寄り道をしないように。
欲しい願いは1つにしよう。
許しだ、許しが欲しい。
頼りになる最高の相方と過ごす許し。
この世とは全く違う、新しい世界へ行く許し。
そこでルーニーでルーザーに、グーニーでフーバーな話を楽しむ許し。
我が名においてITを許す。
誰にも止められないから。
Don't Stop Me Nowよりも。
Can't Stop Me Nowな速度。
止められるものなら止めてみな。
人生って帰り道を進む、運命を。
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