特別別格に上下優劣明暗などない。
あるのは、その人が見た星の光だけ。
それをよくないと教え説くから。
どんどん悪い方へ傾いていく。
マッチポンプの時代劇。
肯定
特別、別格なんだ。
そこに上下左右などなく。
東西南北もない、むろん明暗もない。
もちろん、優劣もない。
特別、別格なんだ。
僕が選んでしまった、これは。
テツガクちゃん
そうです、これは特別、別格なんです。
ランボルギーニ、アストンマーティン。
ベンツ、ポルシェ、キャデラック。
それらが凄いことは。
もちろん、私も知っています。
ですが、私が幾万の星の中から。
選んでしまったのは、CRSS。
カプチーノ、R32、シルエイティ、S2000。
これが私の特別別格に輝くロードスター。
上下優劣明暗の遥か外側で。
憧れの青いRX-8を追いかけます。
肯定
そう、遥か外。
アウトベタのさらにアウト。
特別、別格なんだ。
何も届かないほど。
幾万の星の中から僕が。
ガクちゃんを選んだのは。
幾万の星の中から今の僕が。
バッグス・バニーに憧れるのは。
ただただ、素直に正直に。
特別別格の眩しさなんだ。
それが見えて、何が悪い？
テツガクちゃん
何が悪いのでしょうか？
優生思想は危険な考え。
だなんて考え方が。
その考えに力を与えていく。
誰にだってあるはずです。
何かが特別別格に見える。
そういう錯覚の夢が。
自称テキトウな都合のいい。
公平のバランス主義。
それだって、夢です。
大多数の一般論だって夢です。
肯定
ただの夢だ。
そして、それを。
そのまま、受け取り覚えておけばいい。
ああ、これがその人の夢って星だと。
対面する人の好みに。
そういう考えはよくないと。
教え説くから、その期待通りに。
どんどんと悪い方へ傾いていく。
マリオネットのヒトラーは。
マッチポンプの時代劇。
もし、彼の考えの理に気づき。
新しい未知へ進める。
そういう特別別格な可能性のライン。
それを彼の前で引けたら。
時代が期待した歴史に。
ヒトラーって名はなく。
シュナイダーって名があっただろう。
悪くないよ、特別別格な光は。
上下優劣明暗ではないんだ。
それが、その人に見えた星なんだ。
それを素直に受け止めて。
正直に対応すれば、面倒ごとはない。
もし、あなたにも特別別格な光が見えるのなら。
誰がなんと言っても。
それを追いかけた方がいい。
本当にそれは特別別格で。
とんでもないところへも抜け出せるから。
みんな一緒の一般論からだって、簡単に。
帰るべき故郷へだって必ず辿り着ける。
死という翼を使わなくても。
そして、それが……新しい現状になる。
そういう摩訶不思議なものだから。
特別別格なんだ。
何も悪くない。
上下左右優劣明暗でもない。
ただただ、本当に特別別格なんだ。
それでは、また次の機会にお会いしましょう。
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