2021年1月25日月曜日

向かい合った二つの世界は


 向かい合った、物語の世界と読者の世界は。
 合わせ鏡に似ている。
 無限の世界に果てのない世界を覗くのか。
 有限の世界に果てのない世界の影を覗くのか。
 あなたはどちらですか?




 
テツガクちゃん
 気づいてしまいました! 私!
 物語の世界と読者の世界は。
 合わせ鏡のような関係にあることに!


肯定
 合わせ鏡って、あの合わせ鏡?
 二つ鏡を向かい合わせる。


テツガクちゃん 
 そうです。
 読者の世界という鏡と。
 読まれる物語の世界という鏡。
 
 その二つが向かい合った時。
 その中間にいる旅人は、摩訶不思議な時空を見る。

 そんな感じです!


肯定
 ああ、たしかに!
 僕達が物語と向き合った時。
 そこには、合わせ鏡のように。
 果てのない世界が広がっているね。

 無限の物語の世界に。
 果てのない世界を見るのか。
 それとも、有限の世界で。
 果てのない世界の影を見るのか。


テツガクちゃん
 その疑問、とてもステーキですね!
 
 なんてことない私達の日常を映す鏡。
 それが二つあると。
 摩訶不思議で神秘的な時空が見れます。

 物語もそれと同じなのでしょう。
 肉体を有限の世界に留めながら。
 精神は無限の世界へ飛んでいく。

 その境界の狭間で。
 合わせ鏡のように果てがない。
 摩訶不思議な風を感じる旅人。

 その風に乗って。
 旅人は境界の谷を越えるのでしょう。

 旅人がその先で。
 どんな物語を描くのか。

 それは、合わせ鏡のように。
 終わらない物語の中にいる。
 偉大な作家の物語。

 有限と無限を繋ぐ二つの鏡。
 時々、その二つの鏡を合わせて。
 摩訶不思議な景色を覗いてみましょう!

 果てのない世界を見るのか。
 それとも、果てのない世界の影を見るのか。

 あなたは、どちらを見るのでしょうか?
 あるいは、全く違う別の幻でしょうか?

 これは、次のページに。
 引き寄せられてしまう、疑問の物語です。




0 件のコメント:

コメントを投稿

無関心は希望

 好きの反対は無関心。  そんなたわ言、誰が言ったのか知らないが。   今の私からすれば無関心は希望。  今まで気づけなかった、その未知は。  愛しの故郷、待ちきれない今は夢の今。