驚かせようとする展開も。
それに慣れてしまえば。
ただの飽きた県の飽きた剣。
何も斬れやしない、鈍らだ。
だから、しっかりと慣性を廻そう。
永遠に終わらない刺激的な夏のために。
肯定
ああ、飽きたよ。
もう飽きたんだよ、もう飽きなんだよ。
飽きた県が白い飽きなんだよ。
とにかく、もううんざりなんだよ。
飽きた県に隠された飽きた剣に。
そう、驚きにも飽きてしまった。
何か驚かせようとする、そんな展開にね。
テツガクちゃん
大丈夫ですか!?
驚きに飽きてしまうなんて重症ですね。
とりあえず、水でも飲みますか?
肯定
ありがとう、そうだね。
水でも飲んで驚きから遠ざかろう。
……って、あれ。
水ってこんなに冷たかった?
テツガクちゃん
普通の水ですよ。
ですが、刺激的な飲み物に慣れていると。
水が冷たく感じますよね。
コーヒー、炭酸、ジュース、お茶。
そのどれよりも冷たく感じてしまう。
そんな錯覚を感じさせる水。
物語とかもそうじゃないですかね。
驚きなどの刺激に慣れてしまうと。
それに飽きていく。
ですから、たまには。
刺激が控えめな物語を見ましょう。
青い春の当たり前が。
白い秋の飽きに変わってしまう前に。
肯定
そうだね。
刺激的な展開ばかり見過ぎて。
春の当たり前が夏を過ぎ去り。
いつの間にか、秋の飽きになっていたのかも。
驚きから離れるつもりが。
なんてことない当たり前に腰を抜かす。
それは、慣れという慣性の仕業かもね。
慣性の速度は刺激を分離させて。
飽きに変えてしまう。
それとも、これもロックンロールの一つなのかな。
刺激に飽きて、なんてことない当たり前に刺激の幻影を見る。
昼の刺激を求め、夜の当たり前を求める、
そんな感じ。
テツガクちゃん
そうかもしれませんね。
刺激的な夏が過ぎ去り。
飽き飽きした秋に辿り着き。
なんてことない冬を過ごしていたら。
当たり前の春が来た。
このロックンロールが廻り続けたら。
分離することなく、永遠に終わらない季節になりますよ。
夢のような終わらない季節が。
そんなことを言っていたら。
地底人が秘密のシェルターに遊びに来ましたよ。
私達がお世話になっている、この地上に。
地上は地底人にとっては特別な秘密のシェルター。
ですが、私達にとってはなんてことない当たり前。
もし、特別な場所に探しものがないのなら。
なんてことない当たり前を探しましょう。
そこにある水は、石油に似た驚きが隠れているかもしれません。
あなたが飽きた秋に気づけたら。
冬の先にある、当たり前の春にも気づけるでしょう。
そこで、面白い何かを見つける。
その慣性のロックンロールは原則知らずに加速中です。
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