2022年9月14日水曜日

世界を変えられるのが……そんなにこわいの?


 世界を変えると語る人を。
 冷たく笑うのは。
 世界を変えられるのがこわいからか?
 だけど、安心してほしい。
 誰もが毎日世界を変えているのだから。
 想像した変え方とは違う方法で。





肯定
 世界を変える、変えたい。
 そんな夢みたいなことを言えば。
 冷たく笑われる。

 ……いったい、何がそんなに。
 恐くて怖いんだ?


テツガクちゃん
 恐くて怖いのでしょうか?

 賢い人はこういう質問をします。

 世界を変えるとは何か?

 愚かな私達はこう答えます。

 それは、革命のミサイルを撃ち込んだり。
 拡声器で聖者の行進を先導することではありません。
 全然違います。

 それ以下のものです。


肯定
 そう遥かにそれ以下だ。

 誰もが安定した世界を望む。
 あるものは秩序を。
 あるものは公平を欲しがる。
 あるいは、順位や刺激的な競争や勲章。

 だが、世界を変えるということは。
 そういうやり方とは違う。

 なぜかって?


テツガクちゃん
 なぜなら、世界を変えたい愚か者は。
 それらを全て忘れたいからです。

 『ガイ・リッチー監督文法(ロックンローラ)』です。

 つまりです。
 テレビのチャンネルを変えるように。
 進む世界を変えるんです。

 特別なことではありません。
 少なくとも愚かな私達には。


肯定
 そう、誰だって。
 毎日、世界を変え続けている。

 当たり前に今日に目覚めている。
 全く同じなのに、全く違う今日。
 そういう世界に目覚めている。

 10年前の今日も、10年後の今日も。
 今、目覚めてしまった今日と同じなんだぜって。
 ロッカーが不思議なことを教えてくれた。

 特別なことをしなくても。
 違う物語を覗いている。
 それをほんの少し変えるだけだ。


テツガクちゃん
 そうです、ほんの少しだけです。

 これまでの秩序。
 不平等な公平。
 今までの順位に勲章。

 それらを奪い破壊せずとも。
 それらがない、遠い遥か彼方まで。
 愚かさを加速させるだけです。

 こわがる必要はありません。
 今までどおりがいい人は。
 そのまま、チャンネルを変えずに。
 物語の続きを見るでしょう。

 一方で世界を変えると言った夢見る誰かは。
 宣言通りに、その裏側の物語を見るでしょう。

 世界は狭い唯一の今じゃなくて。
 人の数だけある無二の今です。

 『唯一無二』の世界は。
 誰にだって変えられます。
 我がままな自分のままでいられる。
 そういう物語もちゃんとあります。

 もの凄くワガママな私が。
 今、この瞬間、ココにいるように。
 今のあなたが覗いていない世界も。
 今は見えない、あの世にあります。

 それに気づけたら。
 もう、そこがこの世です。
 チャンネルを変えるように。
 あなたが世界を変えてしまうんです。

 バッドメディスン、パンクメディスン。
 全てをひっくり返してしまう『月光』。
 世界はあなたのリモコン次第です。
 12号に27号にもなれない、我がまま1号で生きましょう。

 気に入らない世界は。
 情け容赦なくひっくり返して。
 忘れ去っていいんです。




それでは、また次の機会にお会いしましょう。















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無関心は希望

 好きの反対は無関心。  そんなたわ言、誰が言ったのか知らないが。   今の私からすれば無関心は希望。  今まで気づけなかった、その未知は。  愛しの故郷、待ちきれない今は夢の今。