冬には冬の香りがある。
冷たさを感じた痛みではなくて。
秋の終わり頃に。
強烈に香る、冬の気配。
近づいてきた瞬間に香る、あの香り。
その正体を次の秋に気づけたら。
テツガクちゃん
冬には冬の香りがある気がします。
鼻が冷たさを感じた時に。
錯覚してしまう香りだと。
教えてくれる賢い声もありますが。
なんとなく。
私が感じた、香りの正体は。
そういう賢い答えとは違う気がします。
肯定
僕も違う気がするよ。
お互い同じ愚かなFRだからね。
それに冬は僕の季節。
その僕も気づいている。
寒いだけの部屋では感じないけど。
冬が近づいてきた秋の後半。
外へ出た一歩目に感じる。
あの独特な香り。
冬になると慣れてしまって。
なかなか感じない、あの香り。
テツガクちゃん
それです、それ!
マイナスな冷凍庫の中にはなくて。
春の寒い日にもない。
あの独特な香りは。
冷たさを感じた錯覚ではなくて。
確かな香りです。
冬が近づく、秋の22°に漂う。
あの香りは痛みではなくて。
冬の香りだと思います。
今は何とも言えないですが。
肯定
何とも言えないね。
ストーブの香りとか。
温まった部屋の香りとか。
その正体は想像がつくけど。
あの独特な香りはね。
夏の香りは。
湿気と草とコンクリートとカビ。
だけど、冬の香り。
その正体はなかなか気づけない。
だから――。
テツガクちゃん
次の秋のお楽しみですね。
秋の終わり頃、近づいてきた冬。
その香りの正体が何なのか。
冬の香りの正体気づいたり。
そう話せる、今は知らない今を。
想像しながら。
あなたは冬の香りの正体。
それを知っていますか?
ただの錯覚だなんて。
つまんないことではなくて。
秋の終わりに強烈に感じる。
冬の気配が香る、あの香りの正体を。
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