人って不可思議。
自由を求めながら、不自由に安心している。
責任を負いたくないから。
そりゃ、誰だって気軽気楽なのがいい。
それが自由でしょ? なぜ、そう信じないの?
肯定
僕を含め、人って不可思議だ。
自由を求めながら、不自由に安心している。
重たい責任を負いたくないから。
責任を伴う自由なんて不自由。
そんな一般論が教え説く自由を。
崇め奉って自分のものにしてしまう。
あの世から抜け出して来た。
超・ワガママなガクちゃんには。
伝わらないかな?
テツガクちゃん
いいえ、伝わりますよ。
もちろん、私はワガママ娘ですから。
いつだってワガママで。
どこだって我がままですが。
だからこそ、不可思議です。
肯定
ホント、不可思議だね。
多くの人は自分が死ねると信じている。
だけど、抜け出せるとは信じていない。
死という幻想。
その翼を使おうとはしない。
飛んだら、イカロスみたいに墜とされる。
そう信じているかのように。
輪廻転生を信じている。
テツガクちゃん
不可思議ですね。
もし、愛しのペニーワイズに会えるのなら。
もし、偉大な魔法使い、ダフィー・ダックさんに会えるのなら。
きっと、そこへ飛び込むでしょう。
ですが、どこからか聞こえてくる。
それは、ゲンジツじゃないという。
その甘く甘~い、ささやきは。
いったい、誰のささやきですか?
イカロスさんの翼が焼け落ち。
無様に落下していく。
その様を見たのですか?
肯定
少なくとも僕は見ていない。
だけど、ガクちゃんが。
絢辻さんから毒りんごをもらったのは見た。
特等席でしっかりと。
もうそれはそれは。
見事なサンドバッグで。
面白いサンドイッチだった。
たぶん、それが見れたのは。
僕が自由に信じたから。
不自由を感じるグリーンマイルの裏側に。
確かに、それがあると。
無責任にも信じたから。
そう信じる、愚かさがあったから。
どうもセンセー、イカロスは飛べたようだ。
テツガクちゃん
それが人の不可思議さです。
翼がなくても素直に飛べる人が。
飛べないとささやくゲンジツを。
正直に信じてしまう賢さ。
実に不可思議です。
誰も死んだこともないのに。
これが一度きりだと。
信じる賢さがあるのなら。
このグリーンマイルから抜け出す。
偉大な事実、そのプレステージ。
それを信じる愚かさもあり。
そう信じた先にも……。
あなたの目の前に広がる未知は。
ホンモノの未知です。
タネも仕掛けもなく。
まだ何も決まっていません。
そう信じる限りは。
この世で永遠に生き続けるのも。
私の故郷、あの世へ抜け出すのも。
どちらも同じことです。
何かを信じられる。
今がある、あなたにとっては。
偉大なるダントンさん。
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