2022年12月14日水曜日

わからないってわかりきったことを


 わからないだなんて。
 わかりきったことを言ってもわかるよ。
 無責任でありたいけど、自由にはなりたくない。
 だから、賢くエンプティ―でごまかしている。
 だけど、我がままは濁せやしない。





テツガクちゃん
 わからないだなんて。
 わかりきったことを。
 言ったところで。

 退屈だわ、超・つまらない!
 ドロシー嬢文法です。


肯定
 退屈な流行だね。

 無責任でありたいけど。
 自由にはなりたくないから。
 賢くごまかしている。

 濁っているのに。
 何も濁せない。
 薄っすいエンプティ―だ。

 水の方が味がある。
 ちょっとだけ不思議なお茶だ。


テツガクちゃん
 不思議ですね。

 いつまで、自由には責任が伴うなど。
 知らない誰かのエンプティ―を。
 信じたまま、濁らせたそれで。
 濁せもしないワガママを濁そうとするのか。

 ステキじゃないですか。
 知ったかぶりのわかったような。
 誰かの口ぶりも。

 なぜって。
 そう感じてしまう、自分の姿など。
 自分にはわからないのですから。

 知ったかぶりでわかった気になっていたのは。
 本当は、そう感じた自分の方かもしれません。
 鏡の誰かの口ぶりの方が。
 正しいのかもしれません。

 ですから……無責任で構いません。
 それでこそ、自由です。
 だからこそ、ワガママなんです。
 一人一人違う、『唯一無二』の我がままです。


肯定
 それを隠そうと。
 異口同音に同じ呪文。

 何が起こるか、わからない。
 だなんて、わかりきった呪文。

 ホント、超・つまんない。
 エンプティ―だ。

 わからないって。
 わかりきっているから。
 ワガママに決めるんだろう?

 自由な関心捌きで。
 好奇心をドリフトさせて。
 無責任なラインを描くんだろう?

 恐れ怖れるなよ。
 ただのピエロじゃないか。
 目の前にのさばる、それは。


テツガクちゃん
 ただのピエロ。
 ペニーワイズの成れの果てです。

 無責任でいいんです。
 もう自由なんです。
 濁ったそれで、ごまかさなくていいんです。

 素直に正直に。
 掟破りの我がままを解き放ちましょう。

 わからないって、わかりきっているのなら。
 わかりたい、今を無責任な自由で描きましょう。

 超・テキトウなことを言ってください。
 それは、あなたにしか見えないワンダーランドですから。
 そういう面白い今を知りたいんです。

 異口同音な事実など。
 しらけます、どっちらけの白秋。

 ですが、無責任な自由の話は。 
 飽きがこない、あーちち、あーちな朱夏です。

 わからないからこそ、わかりたい。
 嘘から出る今ってやつを。
 嘘だと信じていたのは、違う心境の今。

 そう思い出せるまで。
 あなたのワンダーランドは。
 他がままに染まることなく。
 インベタのさらにインで。
 我がままに待ち焦がれています。

 世界の終わりを。
 ずっと待ち焦がれています。

 わかりますよ。
 そこに帰りたくない気持ちは。
 ええ、わかりきっています。
 恥ずかしんですよね。

 ですが、もうお帰り。
 ただいまという時間です。

 昔あった6つ目の行政区。
 第6区に気づいてしまう、愚かな七つ目の感覚。
 第七感がつくりあげた、第7区は――。

 まだ未知の白紙のままです。




それでは、また次の機会にお会いしましょう。











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無関心は希望

 好きの反対は無関心。  そんなたわ言、誰が言ったのか知らないが。   今の私からすれば無関心は希望。  今まで気づけなかった、その未知は。  愛しの故郷、待ちきれない今は夢の今。