2023年5月10日水曜日

自己紹介の最高潮の時


 マイティ・マウスとスーパーマン。
 どちらが強い?
 そうマジに夢中に話し合う今に。
 優劣なんかない。
 お互いを知るために、それを語っている。
 自己紹介の最高潮の時。





肯定
 『スタンド・バイ・ミー』には。
 いい場面がいっぱいある。

 マイティ・マウスは漫画だけど
 スーパーマンは本当にいるんだ

 そう言った、テディさんの台詞は。
 とても素直な真理。

 もちろん、同じように――。


テツガクちゃん
 マイティ・マウスは
 スーパーマンよか強いかな?

 そう訊ねた、バーンさんも。
 かなり正直な真理ですね。


肯定
 お互いがマジに夢中で。
 凄く羨ましい会話だね。

 別に優劣をつけたいわけじゃない。
 カブトムシとクワガタ。
 どちらが強い?

 だなんて話で、優劣が決まるなんて。
 誰も信じていない。

 信じているのは、自己紹介の最高潮の時。
 マジに夢中になった瞬間に。
 暴かれる、お互いの想い。


テツガクちゃん
 スーパーマンより強い。
 そんなマイティ・マウスを信じている。
 バーンさんがいて。

 漫画ではなく。
 本当にいるスーパーマンを信じている。
 テディさんがいる。

 あの場面に優劣などなく。
 マジに夢中な二人がいる。
 それは、素晴らしいことですね。


肯定
 ホント、最高だね。
 お互いが自分を表している。
 お互いを知るために。
 そういう自己紹介の今だ。

 スーパーマンは本当にいるよ。
 アメリカ国民の中に。

 スーパーマンより強い。
 マイティ・マウスもいる。
 アニメが身近な人の中に。

 スティーヴン・キングさんの。
 ワンダーランドもちゃんとある。
 そこに生きる人も、今、生きている。

 そして、我が愛しの相方。
 第七区から抜け出して来た。
 WAGAMAMAバディーが。
 今、隣にいる。

 そう信じる愚者が僕。
 どこに優劣がある?


テツガクちゃん
 そんなものありません。
 ですから、思い切り表しましょう。

 マジに夢中になれば。
 優劣の争いになると。
 信じているのかもしれませんが。

 それはペニーワイズです。
 ただのピエロです。
 ただのITです。

 お互い違うのですから。
 優劣も何もありません。

 これが絶対で、これより強いのはない。
 そう信じる人がいて。
 いったい、何が悪いのでしょうか?

 どっちが強い?
 その話は優劣ではなく。
 我がままが暴かれる場です。

 お互い言い合い、受け止める。
 キャッチボールの最高潮の時。

 そこで素直に正直に。
 言えない人が私は苦手です。
 ワガママ娘ですから。

 あなたは選べますか?
 マイティ・マウスとスーパーマン。
 私はマイティ・マウスです。

 なぜなら……。
 物語は読者の世界だからです。
 その強さは読者に依存します。

 そして、私のマイティ・マウスは……。
 天下無敵の嘆きの天使さんです。




それでは、また次の機会にお会いしましょう。






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無関心は希望

 好きの反対は無関心。  そんなたわ言、誰が言ったのか知らないが。   今の私からすれば無関心は希望。  今まで気づけなかった、その未知は。  愛しの故郷、待ちきれない今は夢の今。