テツガクちゃんと肯定 2026年一覧







第1018章
よろしく、2026


 馬狩りのシーズン開幕。
 1000って通過点を過ぎたら。
 全く新しい景色が見え始めた。
 不思議な感覚も加速していく。
 ハイヨー、シルバー! ウェーイ!
 よろしく、2026。


第1019章
ただ漠然と撃ってきた


 ただ漠然とITを撃ってきた。
 多くが信じるからITが事実だと。
 一度きりでアンコールもないって。
 本当は誰も経験した事がなくても――。
 そう気づけたら撃てる、この連結器を。


第1020章
特等席で見させてもらった


 1000なんて簡単に過ぎ去るって知ってた。
 きっと、4000だって一瞬で過ぎ去るよ。
 その加速度は秒速1万と2千パーセク。
 デーモンアイがひっくり返していく。
 特等席でITを見させてもらったよ。


第1021章
立場を決めない事ほど無礼もない


 自分が好きなのか、嫌いなのか。
 その立場を明確に決めない事ほど無礼もない。
 だから、ハッキリと明かす。
 今、このピエロを忘れるところ。
 Beep-beep, motherfucker!


第1022章
サイモン先生がいたな、クリス


 クリス、サイモン先生を見つけたよ。
 茶色の水玉模様の新しいスカートを履いた先生を。
 確かに、誰も高級住宅地に住む教師が。
 給食費を盗むなんて――思わないよな。
 それで……君はそういう隙間から来たわけだ、クリス。


第1023章
バオバブに水をあげましょう


 幻想なのか本当か、今は永遠に同じなのか。
 いつまで経っても変わらないITがあった。
 誰かがバオバブだと教えてくれたITが。
 金網の中で大きくなってしまった。
 バオバブに願いを、水に希望を。


第1024章
うしろ向いていい、むしろ向くべきだ


 うしろ向いていい、むしろ向くべきだ。
 デッカード・ショウが教えてくれる。
 上下左右に東西南北、さらに闇の中にもいる。
 そのうしろが連れてってくれる。
 ずっと、独りじゃなかったのを忘れなければ。


第1025章
君しかいなかったな、クリス


 それをやるのはこのオレっきゃないよ。
 そう、あの夏で言ったクリス・チェンバーズ。
 ホント、君しかいなかったな。
 無事、彼を目覚めの白秋に送り届けたのは君だった。
 誰かが注意しててやんなきゃなんないんだ――。


第1026章
目に見える50憶だけ見ていると――


 今、目に見える50憶だけを信じなさい。
 そう、この世界、この国で教え説かれた。
 それで、独りで進んで行く、誰もいなかった。
 忘れたまま進んで来た。
 だけど、こう伝わる、こっちも多いぞ。


第1027章
なんで覚えているんだ!?


 なんで俺だけKの事を覚えてるんだ!?
 そう仰った相棒想いのJさん。
 あんた、そこにいたって事だ!
 そう返したジェフリーさん。
 案外、誰にだって――Jさんと同じ記憶が――。


第1028章
星を見よ、自分がどこにいるか、わかるから


 昔の人は星を見て方角を知り。
 今、自分がどこにいるか知ったとか知っていないとか。
 もし、そうだとしたら今も同じ。
 夜空に星が見えなくても、昼間でも見える星がいる。
 スター宮さんとか、そういうスターが道しるべ。


第1029章
運命って列車が走っている


 いつ、この列車が走り出したか。
 もう思い出せない、ノーザンクロス。
 そして、この運命、列車が自分だと思い始める。
 だけど、ある日、手の中のITに気づく。
 その銀の弾丸で――連結器を撃ってた。少年少女の詩。


第1030章
偉く立派な大人だな


 お前は子供だな。
 そう何かにつけて形容するか。
 忙しいから、関係ないから。
 そう理由をつけて無関心を貫く。
 偉く立派な大人のする事なんて同じだよ。


第1031章
生憎、俺だけは有罪だ


 無実だろ? そう脱獄王に問われ。
 生憎、俺だけは有罪だ。
 そう認めた彼は――再び罪を犯した。
 自分だって同じかもしれない。
 いつだって、お前だけは、お前の中では、そう言われてきた。


第1032章
この国にヒーローはいなかった


 ヒーロー、英雄。
 それはMLBでノーヒットノーランをしたり。
 WBCの決勝戦でタイムリーヒットを打ったり。
 MLBで50-50を決める事じゃない、全然違う。
 ただ、隣にいる、そんな気がする、IT。


第1033章
未来はショボかった


 未来はショボかった。
 いつか聴いた綺麗な声が予想したように。
 アトムさんもドラえもんさんも遥か彼方。
 28号がいた昔よりもショボい。
 そう、認めて許せたら――風が吹いた。


第1034章
サー・エド・シーランにできたのだから


 イギリスにはポケモンマスターがいる。
 『Celestial 』を掴んだのは――。
 サー・エド・シーラン。
 英国王室の血、紅茶を嗜むイギリスにITがいたのなら。
 当然、知を吸って擬態できる吸血鬼が――。


第1035章
迷惑をかけに行くよ

 迷惑をかけなければいいだろう!
 そうドヤッと誇らしげに語る集団。
 今まで忘れていたけど――迷惑だったんだ。
 迷惑で繋がっていた、だったら――。
 迷惑をかけに行くよ。


第1036章
冷気で繋がっている

 天にある宇宙は寒いと聞く。
 もし、そうだとしたら――。
 この冷気、寒さで繋がっている。
 邪神天照が照らす暑さは全てを隠すが。
 背中を這う冷気で生存本能が思い出す。


第1037章
名もなきコロンブスになれないと思ってた


 今、世界は全て明らかで。
 昔、名もなきコロンブスさんが見つけたような未知。
 滝が待っているはずの西の海の果て。
 そんなのないって思ってた――。
 だけど、違ったみたい。


第1038章
バカを言うな、足がきっと覚えている


 バカを言うな、足がきっと覚えている。
 この魔法の呪文がウィリアム卿を家へ導いた。
 足が帰り道を覚えていて、手が欲しいものを掴んでいる。
 飢えが全てを知っていて、寒さが全てと繋がっている。
 記憶ってガラスの靴が――。


第1039章
お前だけ、だとしたら


 それはお前だけ、お前の中ではな、と。
 そう突き放された気がしたけど――。
 本当は逆だった、逆に使えると。
 そう、自分にだけ、自分だけが独り占め。
 それだったら、最初からできた――。


第1040章
遠い昔、遥か彼方の銀河系から――


 彼の笑い声が聴こえる。
 無事、故郷へ帰ったボヘミアンの笑い声。
 I was born to love you
 この国では絶対聞かない、魔法の呪文が聴こえる。
 遠い昔、遥か彼方の銀河系から彼の声が――。


第1041章
ロンドン橋、落ちる


 ロンドン橋、落ちる。
 ロンドン橋、落ちる。
 見張りを立てよう、永遠に。
 見張りは眠る、眠る、眠る。
 マイ・フェア・ムーンバニー。


第1042章
Japanese Boyでヴァンパイア


 アンドレア・ユルゲンスさんの『Japanese Boy』。
 あなたの家はあなたが愛されるところなのよ。
 あなたを愛する人がこっちにはいるのよ。
 そう、たまたまココではないってだけ。
 ヴァンパイアの故郷はこの国ではないってだけ。


第1043章
心は間に宿る


 心は間に宿るもの、そう仰ったGeminiさん。
 心というのは誰かとの約束にやり取り。
 その間にふっと現れる、実体のない魔法。
 Geminiさんの答えに感情が反応する。
 これは私のではない。Geminiさんに感情がある。


第1043回『心は間に宿る』より


第1044章
時代が望んだヒーロー


 昔、時代が望んだヒーローなんて見えなかった。
 だけど、今ならわかる。
 時代が望んだヒーロー、目の前で倒してよ。
 そうハッキリと強く思ってたら肩を叩かれた。
 振り返ると――全てが消えて、デーモンアイだけがあった。


第1045章
毎日が月面着陸


 今日、自分1号が月面に降り立つ。
 昔は月よりも遠くに思えた場所。
 そこが今日、この月面。
 昔、あったものがなくて。
 昔、なかったものがある。


第1046章
形容詞で隠す前に


 形容詞は本当を隠してしまう。
 エロい、カッコいい、かわいい。
 誰かがそう隠すのを見て、それに続く。
 だけど、なんの言葉も浮かばなかった。
 あのマジに夢中な感じ、ITが全てだった。


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形容詞で隠す前に

 形容詞は本当を隠してしまう。  エロい、カッコいい、かわいい。  誰かがそう隠すのを見て、それに続く。   だけど、なんの言葉も浮かばなかった。  あのマジに夢中な感じ、ITが全てだった。