2022年9月27日火曜日

気づける愚かさ


 気づいてしまう愚かさに。
 気づかれたくない賢さが。
 薄い何かにすり替えていくほど。
 研ぎ澄まされ、力を得た愚かさが。
 卵を立たせて、今を真っ平にひっくり返す。





テツガクちゃん
 気づいてしまう愚かさに。
 気づかれたくない賢さが。
 セーフティーなエンプティーで。
 薄い何かにすり替え濁していく。

 その賢い行いが。
 愚かさを研ぎ澄ませていく。
 そんなことに。
 気づいてしまいました! 私!

 愚かなFRウサギですから。
 当たり前だって、すり替えられる特別を。
 加速させた好奇心でドリフトして貼り憑きます。


肯定
 その速度になんとか貼り憑けるように。
 当たり前の下の特別の刻印をなぞるよ。

 賢く外から見れば。
 そこまで速くない。

 だけど、愚かさの中では。
 外側が遅くなっていく速度。

 外側ではニセモノでも。
 内側ではホンモノの今。

 丸い星もその中では。
 どう見ても、真っ平に広がるページ。
 だから、自分の愚かさが感じた今を信じるよ。

 それが愚かなイカロスだと言われるほど。
 どんどん愚かさの翼の力は加速していく。

 賢い人の賢い行いが。
 愚か者の愚かさを研ぎ澄ませ。
 力を与える、美味しい皮肉かな?


テツガクちゃん
 いいえ、きっと親切心でしょう。
 遠慮なく賢い我々の法則に方程式を。
 ぶち抜き、無に帰してほしいって。

 期待と希望の祈りです。
 ホント、賢過ぎますね。
 愚かさの欠片もありません。


肯定
 全く以てそのとおりで。
 まるで、ホンモノの賢いコロンブスさん。
 だけど、僕らは愚かなコロンブスさん。
 その後ろ姿に気づいている。


テツガクちゃん
 同じ愚か者ですからね。
 コロンブスの卵で、愚かにひっくり返します。

 卵が立つなんて当たり前です。
 だけど、それが特別に思えてしまう。
 そんな賢い速度があるのも当たり前です。

 当たり前は特別で、特別が当たり前だと。
 気づいている関心は、それをひっくり返します。
 それらが、特異点のあるメビウスの輪だと。
 気づける愚かさがありますから。

 もし、賢いあなたにも。
 愚かさが微塵の欠片でもあれば。
 始まりと終わりをかき混ぜることでしょう。

 誰かが木になるリンゴに賢く手を伸ばす中。
 愚かなことに足元に箱があることに気づき。
 その中からステーキを取り出すように……。

 えっ、そんな都合のいいことがあるはずない、ですって?
 随分と立派に賢いですね。
 ですが、それは誰にとって、都合のいいことでしょうか?
 つまり……そんなこと関係ないんです。

 当たり前は特別で、特別が当たり前。

 自分仕様の当たり前は。
 常に特別仕様の『唯一無二』ですから。
 誰かにとって都合のいい賢さがある今には。
 自分にとって都合のいい愚かさも今にあるんです。

 それに気づける愚かさが。
 賢いあなたにも、きっと。




それでは、また次の機会にお会いしましょう。











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穏やかな青さに身を任せるな

  穏やかな青さに身を任せるな。  諦めた夢を燃やせ。  のさばる星屑に怒りをたぎらせろ。  いかれ、いかれ、奪い取る星に。  飛べ、飛べ、白い影に。