防ぎようのないものを防ぎ。
防げるものも見逃さず防ぐ。
そういう万能な基準はある。
今は忘れているのだろうけど。
ココではない場所に必ず。
肯定
想定外の災害が起きた時。
それは防ぎようがなかった、と言う。
すると、基準を見直せ、と返す。
だけど、とても凶悪な事件が起きた時。
それは悲しいけど、仕方なかった、と言う。
さらに、基準は守られていた、何も悪くない、と続く。
笑える話。
テツガクちゃん
実に不可思議な話です。
どちらも、それまでの基準。
それは守っていたのに。
起きた事実。
その反応は対照的。
不気味なほど違います。
これじゃ、まるで――。
肯定
最初からそれが起こるのを。
待ち望んでいるようだ。
基準なんてどうでもよくて。
防ぎようのないもの。
それを防ぐ基準を求め。
防げるものは。
仕方ないと目をつぶっている。
ホント、笑えるジョークだ。
テツガクちゃん
うんざりして。
苦く笑えるヤツですね。
正直、私は好きではありません。
万能な基準ってものは。
きっと、あります。
理想って夢を見れる人の愚かさなら。
それを見つけてしまうのも楽勝です。
そして、ITが見えたら。
もう終わりです。
ココはどんな幻でも現れてしまう。
不思議な国、ゲンジツ世界。
防ぎようのない災害も。
防ぎようのある事件も。
大げさな法律なんてエンプティ―なんかなくても。
ちょっとした関心があれば。
あっという間に、見つけたITが広がります。
そうです、あなたが持っている心は。
何よりも正確で、万能な基準です。
今、どこかで違和感を感じる。
そういう矛盾があったとしたら。
今はココにない場所に、それがあるということです。
忘れてしまった、それが。
それでは、また次の機会にお会いしましょう。
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