スローライフというオアシスは。
効率至上主義の中で見る蜃気楼。
何でも叶うから効率的になり。
どんどん、遠ざかっていくのんびりな今。
それならば……。
テツガクちゃん
気づいてしまいました！ 私！
スローライフというオアシス。
それは、効率至上主義の中で見る蜃気楼。
そんな幻影ということに。
肯定
たしかに、幻影かも。
僕が好きなゲームを思い出すよ。
のんびりするはずが。
徹底した管理による効率主義なプレイ。
果たして、これがのんびりプレイなのか？ と。
でも、それが辞められない止まらない。
のんびりしたいのに、効率主義が辞められない。
そんなアリ地獄に、はまった日々も……。
いや、今もそうかも。
テツガクちゃん
辞められませんよね。
どうして、効率主義と気づいていながらも。
私達は、それを辞められないのでしょうか？
肯定
そうだね……。
僕が遊んでいたゲームに関しては。
直ぐに結果が出るからじゃないかな？
明日にはこれがこうなって、こうなる。
だから、明後日はこれをこうして、こうする。
そんな感じで、基本的に思い通りになるから。
ついつい効率重視になってしまう気がする。
ほら、僕らが過ごしている世界。
そこでは、結果ってそんなに早く出ないじゃない？
それどころか、出ないまま終わってしまうかもしれない。
ゴッホさんみたいにね。
テツガクちゃん
なるほど、なるほど……。
つまり、結果が直ぐに出て。
思い通りになるから。
効率を求めてしまうのですね。
そんな気持ち、私もわかる気がします。
結果が直ぐに出れば。
次の目的や目標が見えます。
それを繰り返して、思い通りに進んでいく。
そういう理想的な桃源郷のような環境。
それが目の前にあれば。
効率を最大限に活用したい、と思ってしまうのが。
人のステキな欲望のようですね。
肯定
きっとね。
僕らにとって、それは桃源郷のオアシスだからさ。
直ぐには結果が出ないから。
はっきりとした次の目的や目標が見えない。
ぼんやりとした先の景色に、様々な力が重なる。
そんな目の前の世界の方が。
本当は、スローライフなのかもしれないね。
結果はでないし、予想もつかない。
だから、ゆっくりのんびりするしかない。
ガクちゃんと面白い会話の時空を楽しみながらね。
そんな僕らのための桃源郷が。
スローライフというラベルの世界かも。
テツガクちゃん
既にスローライフな世界にいる。
そんな私達のための。
違うスローライフという桃源郷のラベルですか。
それはそれで面白いですね。
やっぱり、辞められそうにないですね。
スローライフというラベルの桃源郷。
たまには、その桃源郷を覗いてみるといいかもしれません。
その世界で効率を忘れた、のんびりプレイができるのか。
それを試したり、効率主義を学んだり。
そして、それをスローライフなこの世に持ち込んだり。
のんびりなスローライフの桃源郷。
それについて、考えられる。
とてもステキな時間と出会うことでしょう。
あなたは、その時間で何と出会うのでしょうか？
それでは、また次の機会にお会いしましょう。
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