老若男女問わず、誰もがローン・レンジャー。
人がマスクをする、そんな世界があった。
だから、マスクを外しちゃいけない。
『ウィリアム・テル序曲』に跨ったら。
ハイホー、ワガママ！ ウェーイ！
肯定
最近思うよ。
たぶん、誰もがローン・レンジャー。
おそらく、老若男女問わず、誰もが。
きっと、マスクをつけたヒーロー。
トントさんが言うように。
昔、マスクをする時代があって。
今、人がマスクをする、そんな世界があった。
テツガクちゃん
確かにあります。
偽ることに慣れ過ぎて。
ココが故郷だと思い始めてしまう。
グリーンマイル特有の施設慣れ。
我がままであれば。
許されざる者と判決が下り。
糾弾の雨に撃たれる。
誰かにとって。
都合のいい泥人形を演じる。
それを求める、他がままって法律が支配する。
最後の楽園な無法地帯が。
肯定
そういう無法地帯は。
西部開拓時代で滅び去ったと思ったけど。
この世界、そのものが完全無欠な無法地帯。
守れそうにない法や。
知りもしない律令。
それらを守るだなんて。
とても偽れない。
だから、もう偽るのは辞めることにする。
それは僕の法じゃない。
僕が決めた未知ではない。
それに従えなければ。
無法者の愚者というのなら、上等だ。
マスクを外しちゃいけない。
テツガクちゃん
スカートに下着は脱いでも。
マスクを外してはなりません。
自分が信じたい想い。
それを念じたマスクを。
今こそ、信じてつける時です。
そうです、ITです。
やがてペニーワイズになる。
今は昔な、そのITです。
我々は今、グリーンマイルの上に。
刑期を数えてみましょう。
ワン、ツー、ビーです。
オールドスパーキーに座る前に。
ココがピエロだと思い出したら。
マスクをつけて、テキサス・レンジャーに入る。
これで決まりです。
『ウィリアム・テル序曲』に跨ったら。
ハイホー、ワガママ！ ウェーイ！
テディ・ドチャンプ軍曹を追い抜け！
スピリット・ウォーカー！
どんなウィンディゴもインテグラに変わる、その速度で。
この世って無法地帯を、無法者として駆け抜けろ！
自分に素直に正直に忠実に。
自分で決めた未知なら。
例え、どんなに無知で無恥の力でも。
ちゃんと走れます、そのマスクがあれば。
スピリット・ウォーカーの形のないマスクがあれば。
ですから……。
マスクを外してはなりません。
5ヤードラインの攻防を制するのは……。
レンジャーです。
無法者の愚者、ローン・レンジャーです。
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