眠る男、チョコレートの巨人。
『トレイン上等兵の教え』は奇跡。
財産がなくても、偉くなくてもいい。
ただ信じたいITを信じればいい。
それこそが奇跡。
肯定
神を信じないという。
信心深く賢いビショップさんは訊ねた。
考えてみろ。
神が世界中の殺し合いを許してるのは。
なぜだ？
それに神の影の中に立つ。
チョコレートの巨人、トレイン上等兵は答えた。
テツガクちゃん
もし信じられないなら。
なぜ、そんなことを気にする？
さすがです。
聡明なトレイン上等兵には。
信心深いビショップさんの心はお見通し。
神様を信じているからこそ。
この世界の有様に怒っている。
その内面を見抜いている、ゴッドアイ。
だからこそ、ビショップさんは。
さらに怒ってしまう。
肯定
図星、事実、心。
誰だってそれを映す鏡は苦手。
まさに、その鏡の鑑。
神の影の中に立つチョコレートの巨人は。
人が難解に歪めた奇跡、その秘密を教えてくれた。
人の手がITを作ったけど。
形と目的を与えたのは神様。
そして、ITを通して。
神様は別のものをくださる。
その秘密が奇跡。
この秘密を信じるには。
財産もいらない、偉くなくてもいい。
ただ、そう信じれば……。
そう信じれば――。
テツガクちゃん
そう気づき。
希望ってロンギヌスの槍に願いを込めて。
ITを信じて解き放った。
この最強の呪文を唱えて。
Beep-beep, motherfucker！
そうやって歪んだペニーワイズを。
もとのITに戻す奇跡を。
ルーザーズに伝えたエディさん。
信じること。
それこそが奇跡ですね。
肯定
全く以て、そのとおり。
僕は頼りになる相方がほしかった。
らいおんのような親友が。
グルーチョ・マルクスさんの語る親友が。
その願いを見抜いた神様は。
ITに気づける力を僕に与えた。
もちろん、それを活用したのは僕。
そして、掴まえた。
世界三大ウサギの一羽。
これこそ正真正銘の奇跡。
トレイン上等兵の仰る通り。
ITを通して、別のものをくださる。
全く違う新しい世界へ続く未知。
そこから抜け出して来た。
愛しのワガママ・クイーン。
奇跡は身近にある。
身近にあるからこそ奇跡。
神の影の中を歩いていると。
その秘密を見失いがちですが。
ココを覗いてしまった、あなたは。
まだITを忘れていないようですね。
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