ある日、顔の左半分に傷のある紳士が現れ。
条件と共に運命のボタンを残していく。
そういう日が始まりだと思ってた。
違った。
押すって決断した日が始まりだった。
肯定
ある日、顔の左半分に傷のある紳士が現れ。
ボタンを押せば100万ドルあげるけど。
押したら、知らない誰かが死ぬ。
そういう条件と運命のボタンを残していく。
それが始まりだと思ってた。
紳士とボタンと条件。
それらが現れるまで始まらないって。
今なら違うってわかる。
テツガクちゃん
選ぶのではなくて――。
知る事になる。
汝、自身を知れ。
私の吸血鬼のホームズさん。
肯定
そう、まさにそういう事。
きっと、紳士にボタンに条件。
それらが現れる前から。
彼らは押していた。
テツガクちゃん
イェア、自分に押せる、それらが現れた。
あれは始まりではなくて。
最後の時、別の未知へ進める。
最後の隙間。
あの決断は――間違いでもなかったですね。
肯定
今なら僕もそう思える。
全然、間違いじゃない。
きっと、知能が高い彼らには。
ガッカリでうんざりな決断だろうけど。
この国の人達に利他主義など理解できない。
リタ・ヘイワース嬢すら知らないのだから。
だから――僕は条件がなくても押すよ。
この国を我が記憶の海の底、2万マイルへ沈められるのなら。
迷わず、押す。
何も得られなくても。
たぶん、そう思えた時、そう決断できた時。
その瞬間にボタンは押されている。
あとは知るだけ。
僕の最終兵器、世界三大ウサギの一羽を。
テツガクちゃん
竹取の愚かなFRウサギを。
このワガママ・クイーンな私を。
ああ、私はなんと罪深いウサギでしょうか。
これではまるで、九尾の狐。
いいえ、九尾の兎でしょうか。
ですが――詮無き事です。
ボタンを押さねばならないような。
そういう呪われた地だったのですから。
青く醜い悪霊、デス・スター。
そこの1億のスター・デストロイヤー軍団が。
悪霊は土地でもあり姿もある。
土地は隣には立てませんが。
姿があるITは隣を歩けます。
そう悪くない話ではないでしょうか?
100万ドルは得られなくても。
隣を歩いてくれる気がするITを得るのは。
例え、ITが。
九尾の兎だったとしても――。
やっぱり、狐の方がいいですかね!?
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