壁の向こう側へ繋げてくれる。
ITを扉という。
その形は様々で呼び名も様々。
だから、忘れてしまう。
だけど、必ずITは開く。
テツガクちゃん
扉とは何か?
建物や部屋などにある出入口?
あるいは家具の開口部にある開閉式の建具?
これらは扉のほんの一部。
扉、ITは――あらゆる全てにあります。
肯定
扉はあらゆる全てだ。
『New York, New York』を聴けば。
どこにいてもニューヨークにいる。
『スタンド・バイ・ミー』を観れば。
いつだってあの夏休みにいる。
『7 Years』を聴けば。
7歳になりたいって思い出せる。
これらも扉だ。
ドアノブはないし、目には見えないけど。
ちゃんと向こう側へ繋げてくれる。
テツガクちゃん
今って壁の向こう側。
そこへ導いてくれる。
その全てが扉。
ITは光や音かもしれません。
液体に暗闇かもしれません。
香りに感触、温度かもしれません。
目には見えず、ドアノブもないから。
どこにだってある、不思議な扉。
肯定
ピンク色で白いポケットから出てくる。
そういう扉を探すわけだけど、見つからない。
だからってそれがないわけじゃない。
クローゼットを開けても、なんとやら。
ケロッグさんが仰ったように。
ITは突然現れる。
壁の向こう側から蹴破ってくる。
壁を蹴破って扉に変えてしまう。
そういう足癖の悪い悪霊が現れる。
少しだけ、ほんの少しだけ足癖の悪いITが。
テツガクちゃん
ハーイー、ジョージー!
帰る時間です。
扉、ITはあらゆるところにあります。
ドアノブはないかもしれません。
目には見えないかもしれません。
あるいは、人の形をしていたり?
それでも一つ確かなのは。
全く違う世界へ繋げてくれる。
その全てを扉という。
東と西、朝と夜、今と昔。
二つの世界を繋げるのが扉。
永い事、この正確な監獄にいると。
ITはただの建具に思えるかもしれませんが。
扉は――建具ではない。
閉じて開く。
無関心で夢関心。
旅のはじまりはもう思い出せない
なぜなら、それほど無意識に。
扉を開けてきたから。
気がつけば、目の前には――。
My, my, my, my, my, my, my,
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