旅のはじまりはもう思い出せない
全く以て、そのとおりです。
この永過ぎるグリーンマイルが。
いつから始まったのか、最初から覚えていない。
だから、その宿命って重力の呪いも、きっと……。
肯定
旅のはじまりはもう思い出せない
もうも何も。
最初から覚えていなかった。
途中から始まった虚ろな夢。
それも今では。
立派な悪夢に思えてきた。
気がつけばラビリンス。
そんな世界はヤダよ。
思い出したい、未だ知らない夢。
今は昔の未来って夢は故郷。
テツガクちゃん
夢は何れ正夢に。
なぜなら、今この瞬間こそが夢だから。
どんな悪夢もペニーワイズになるように。
信じられないほど欲張りでワガママな夢も。
何れは、切り札のジョーカーに。
そうです、宿命にはりつけられた。
燃える北極星にかけられた。
重力って呪いから解き放つ。
そういう切り札に。
『グロウアップ』していく速度で。
この世って悪霊をインテグラにしたら。
かっ飛ばせ、『ノーザンクロス』！
肯定
全く以て、そのとおり。
この世で出逢った人。
それからその記憶と共に。
故郷へ凱旋だ。
この世界が全てではない。
自分の半分を託した。
そういう人達がいる時間が故郷。
心臓を隠した死者の宝箱は。
故郷からの使者。
Styaしがちな悪夢の今から。
スタンド・バイ・ミーな夢へと繋がる分岐点。
永過ぎるグリーマイルから。
思い出すカントリーロードへ。
テツガクちゃん
ここにいるみんな無罪無実です。
ゲンジツにはめられました。
ですが、その臆病者のか弱い独裁者も。
ただのピエロです。
重力って呪い。
小さな赤い風船のような希望。
そのITをはりつけにしたのは。
この青く醜いスターダスト。
地球って名の夢の破壊者デス・スター。
ですが、北極星は。
そこに留まりません。
シッカリと飛ぶ、ノーザンクロスのように。
北十字の白鳥よりも速く、進んでいます。
速過ぎて、留まっているように見えて。
そこに、はりつけであってほしいって。
このピエロが願い、そう思いたいだけで。
――つまり、こういうことです。
このピエロを忘れろってことです。
ルーザーズ・クラブへようこそ！
愚者の辞書は限り知らずです。
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