人は生まれてから誰かにITを教え説かれる。
ITを信じる集団を見て、ITが正しいと思う。
そして、同じように馬券売り場に並ぶわけだが……。
外れ馬券を掴まされ、ゲンジツが踏み込んでくる。
ペテンだ、ペテンに刺された。
肯定
人は生まれてから。
誰かにITを教え説かれる。
ITを信じる集団を目にする。
ITが正しいと思う。
教わった通りにITを答えると。
褒められる、ご褒美がもらえる。
もっと、欲しい、もっと、もっと……。
中毒のようにITを覚える。
そして、集団と同じように。
人生の馬券売り場に並ぶわけだが……。
外れ馬券を掴んで。
ゲンジツが踏み込んでくる。
この無能の劣等生が! と。
自己責任! 自業自得! 因果応報!
そう他己責任を親切な他己焼きで。
自分ものだと押しつけ、すり替える。
顔を真っ赤にしながら、冷たく笑うペテンが。
テツガクちゃん
ペテンです。
ペテンに刺されるわけです。
ですが、いつか気づくものです。
肯定
ITはただの痛みと恐怖でしかない。
ITはただのピエロでしかない。
だから、痛みに対する恐怖で。
ITが確かなものだと。
信じてほしい……臆病者のか弱い独裁者。
ただのピエロのペテンだ。
この世界の全てが。
ココは地図に載らない。
食べられる霞でつくられた。
欺瞞の蓬莱島がこの日沈む国。
そんなもの。
本当は存在すらしていない。
そう信じずにはいられない。
素直に正直に明かせば――。
テツガクちゃん
おい、そう思うのか?
マジか?
もしかして、ゲンジツ逃避か?
一言も答えないでしょう。
そんな疑問符など。
本当はないのですから。
フート軍曹のように。
迷わず進んでいく。
信じずにはいられない。
自分が覚えているIT。
すり替えられなかった半分。
肯定
自分の半分を故郷に預けて来た。
人はそういう彷徨えるダッチマン。
血の誓いが浮かぶ。
帰り道を覚えている足が。
約束のジワタネホへ進むのを止められない。
それは、痛みに恐怖ではない。
心の奥に隠した希望。
ペテンだと気づけた希望。
夢は遥か彼方、今は塀の中。
全くだ、遥か彼方で、今はココ。
だから、信じずにはいられない。
外れ馬券でも当たり馬券でも開かない。
故郷への扉。
こう聞こえる、壁から離れろ、と。
ゲンジツって欺瞞に逃げ込むな。
ゲンジツって欺瞞から逃げるように離れろ。
忘れるように進め。
信じずにはいられない。
そういう今は昔にある夢を。
生きとし生けるものは信じた未知へ進むから。
その幽かな霊気は。
確実に近づいて、確かになる。
きっと、誰かにはペテンだろう。
だけど、愚者の僕にはシンジツ。
誰かにとってシンジツでも。
僕にはペテンなら意味がない。
だから、誰かにはペテンでも構わない。
愚者の僕にはこのペテンが――。
遥か彼方へ連れ出してくれる。
そういう頼りになるウサギだから。
確かにこのウサギを選んだのは。
自己責任で自業自得の因果応報。
そう自分で言える、ホンモノのIT。
難病の特効薬とか切れない電球よりも。
頼りになるマルクス論の親友だから。
扉を蹴破って来るレンジャー。
5ヤードラインの攻防を制するのは――。
スピリット・ウォーカー、ローン・レンジャー。
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