星の王子さまは約束を果たした。
そして、彼まで約束を果たした。
彼らがいる世界に気づいてしまった、私達には。
こう言うしかできない。
星の王子さまは本当にいたんだ……。
テツガクちゃん
星の王子さまに気づいてしまいました! 私!
現代に生きるシンデレラ。
彼女に気づいてしまったように。
この秘密もベラベラと明かしてしまいます。
頼まれなくても、脅されなくても。
信じてもらえなくても。
明日に向かって、伝えたい彼の名は――。
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリさん。
肯定
僕も驚いた。
1944年7月31日に消えてしまった。
彼が死んでしまった、だなんて。
そんな欺瞞にはすり替えられない。
どう考えても。
彼も約束を果たした。
自分の故郷へ帰った。
多くの人がそうするように。
あのボヘミアンも続いたように。
テツガクちゃん
現代に生きるシンデレラさん。
彼女から盗んだ秘密の呪文。
人生は帰り道、目覚めは最高。
足が帰り道を覚えている。
馬上槍試合の覇者、ウィリアム卿。
屋根職人の息子ですが英国騎士。
英国騎士ですが屋根職人の息子。
ただ、ほんの少し違うのは。
彼が星の王子さまと出逢っていた事。
その彼が貝殻すら残さずに消えたとなれば。
当然――。
肯定
こう言わざるを得ない。
星の王子さまは本当にいたんだ、と。
二人がいる世界を覗いた。
二人の愚者に欺瞞は通じない。
王子さまのように消えた彼がいるのなら。
当然、彼が残した王子さまとの想い出も――。
全て本当だった。
いくらゲンジツって欺瞞。
それにすり替えようとしても。
愚者の愚かさはもう止まらない。
興奮する。
ワクワクして落ち着かない。
レッドさんの如く。
秘密を信じるに値する。
ITが伝染してしまったから。
僕らもたくさんの小惑星、星を見てきた。
それで、言えるのは――。
どれも本当だって事。
たまたま、目障りな光。
邪神天照の黒塗り欺瞞の目くらまし。
そういう昼間には見えないように思えて。
それはゲンジツじゃない、と。
うっかり信じているだけで。
だけど、何れ。
星が見える夜が来る。
支配者の邪神天照がいびきをかく夜が。
全てがある闇、ダークサイドが。
間を抜いて繋げてくれる。
秘密の鍵、ITが。
誰にだってある。
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