よくある話だ。
悟りきった口調で言う。
だけど、信じてはいない、その語り部すら。
よくあるはずの話なのに――信じていない。
じゃあ、今、信じている話は?
テツガクちゃん
多くの人は言います。
よくある話だと。
悟りきった口調で。
そう仰います。
肯定
この国の多くの人が唱える。
そういう呪いの呪文。
だけど――。
テツガクちゃん
そう語る、悟りきった語り部すら。
本当は、そのよくある話を信じていない。
いったい、なぜ?
肯定
ココにそれなりに永く居て。
気づいたのは――。
信じるのが恐いんだ。
信じるのが怖ろしくて堪らない。
だから、よくある話すら。
目を逸らしてしまう。
ITと向き合えない。
テツガクちゃん
確かに、恐怖を感じるのも。
無理はないのかもしれません。
ですが、目を逸らして。
背を向けても。
やっぱり、信じてしまう。
よくあるはずの話を信じず。
ありもしない話を信じていく――。
そして、そのゴシップが本当にある。
そう信じる頃には、そう証言する現象が起こる。
ないものがあって。
あるはずのものがない。
そういう不思議の国を本当にしたんです。
多くが悟りきって語る。
そのよくある話が本当になっても――。
誰も困りません。
よくある話なんです。
今、信じて楽しんでも――。
え、信じる勇気がないですって?
それならば、私と私の吸血鬼のホームズさん。
これで+2人、最低3人が信じている。
よくある話なんです。
素直に信じても――いいんじゃないですかね?
少なくとも、自分が信じたい自分くらいは。
是非、汝、自身を思い出し、知れ。
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それでは、また次の機会にお会いしましょう。

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