2025年3月12日水曜日

人には未知が必要だ


 日沈む国にいる愚者にとって。
 日出ずる世界にあるらしい。
 USAの国とか紅茶キングダムは未知。
 だから、眩しく見える。
 人には未知が必要だ。





肯定
 日沈む国にいる、今の僕にとって。

 日出ずる世界にあるらしい。
 USAの国とか紅茶キングダム。

 それらは未知。
 正真正銘の混じりっけなしの未知。


テツガクちゃん
 未知は続くよ、どこまでも。
 懐かしい故郷まで。
 夢の記憶を繋いでる。

 正真正銘な未知。
 それを想像して繋ぐから。
 忘れかけた、懐かしの故郷。

 ITが――。


肯定
 浮かぶ時間ってわけだ。

 外の世界を知る鍵。
 それを6年ほど教え説かれたけど。
 僕が得たのは、英語に対する苦手意識だけ。

 その後も自分で触れ続けているけど。
 全然ダメ。
 何年、洋画に洋楽を聴いても。
 英語は変わらずに未知だ。

 だけど、やっと気づいた。
 人にはその未知が必要だと。
 未知があるから想像する余地が生まれ。
 繋がった未知の上を歩ける。


テツガクちゃん
 第七感で繋いだ。
 昔、ニューヨークにあった六つ目の行政区。
 今はない、想い出の第六区。

 最初から知っていたら。
 そんなものない、って知っていたら。
 絶対に気づけない。

 本当に知らなかったから。
 未知だったから繋がってしまった。
 未知の先の第六区――。

 最高の勘でしたね。


肯定
 この映画、ただモノじゃない。
 そう告げた、僕の第六感の精度は完璧だったね。

 だから、今、告げる。
 ITもそうなのかも。

 人には未知が必要だ。
 何も知らないから眩しく見える。
 想像する余地がある空白が。

 きっと、笑えるだろう。
 一度でも、アメリカやイギリス。
 そこに行った人からすれば。
 コイツ、夢、見過ぎだろうと。

 人魚のアリエルさんよりも。

 だけど、知っていたら。
 もう夢は見れない。
 一瞬にゲンジツって欺瞞に。
 黒く塗り潰される。

 もちろん、その欺瞞から。
 抜け出して、空を仰ぐ事もできる。

 恨み憎み、慣れて、頼り始める。
 そういうゲンジツ慣れから覚めて。
 再び、夢を見る事も。

 それは少し大変。
 慣れたゲンジツから抜け出すのは。
 なかなか、今にならない夢を。
 忘れずに見続けるのは。

 すり替えるのは簡単で楽だけど。
 見続けるのは楽しく忘れられる。

 これまで覚え信じてきた全てが。
 再び未知へ墜ちていく。
 表から裏へ返り、裏だったものが表へ……。

 未知は続くよ、どこまでも。
 懐かしい故郷まで。
 夢の記憶を繋いでる。

 だから、人には未知が必要。
 生きとし生けるものは信じた未知へ進むから。




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それでは、また次の機会にお会いしましょう。














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砂漠でアマゾンを探している

 多くの人は砂漠でオアシスを探している。  平和ってオアシスを信じて、求めて彷徨う。   隣にアマゾンがあっても、砂漠の中で探す。  今、本当に欲しいもの、ITを忘れかけながら。  砂漠のオアシスなのか、豊かな水源があるアマゾンなのか。