いくらでもITを観る機会はあった。
だけど、観れなかった。
探したけどITはなかった。
忘れた頃、同じ場所にITがあって。
観終えて気づいたのは――。
準備ができていなかった……らしい。
肯定
いくらでもITを観る機会はあった。
だけど、観れなかった。
探したけどITはなかった。
忘れた頃、ITを見つけた。
ITは同じ場所にあった。
昔は探してもなかった場所に。
それで、ITを観終えて気づいたのは――。
準備ができていなかった……らしい。
テツガクちゃん
半分そうで、半分違う。
準備不足に思えて予定通り。
そういうベストライン。
ですから、探せたわけです。
そのリボルバーを。
絶対に面白いに違いない。
観たい、観たい!
ですが、その時は――。
棚になかった。
きっと、その時に観ても。
ちゃんとITの半分は理解できた。
もう半分、違和感が残り。
何れ開く扉。
肯定
とんでもない場所へ。
連れてってくれる扉。
ジェイク・グリーン理論。
たぶん、あの時の僕が観ても。
半分は気づいたよ。
この鍵、何かを開ける鍵だと。
ただ、ここまで凄いもの。
そこへ通じる鍵だとは――。
想像もしなかった。
今までは違う。
できないと教え説かれた。
その全て、呪いを解く鍵だとはね。
確かに、少しだけ。
まだやる事が残っていた。
テツガクちゃん
それもあと少し。
それが何十年、何百年だったとしても。
何れ、その鍵、ITを使う時が――。
既にITで新しい扉を開いているのかも。
私の吸血鬼のホームズさんが。
自分が吸血鬼だと思い出し。
そう認め許し始めている。
本当は最初から。
忘れていなかったようですが。
なかなか認め難く許し難い事実です。
まさか、今、この瞬間。
目の前に広がって見える、その全てが。
本当は自分には全く関係のない世界だなんて。
それどころか。
その気になれば、簡単に抜け出せて。
逢いたい人を誰だって連れ出せて。
一緒にやりたかった事ができる――だなんて。
誰も教え説いてはくれませんからね。
まさか、今、いつかの記憶の中にいるだなんて。
その事実が認め難く許し難いから。
自分とは全く違う誰かの物語。
そういう無関係な世界を見てしまいますが――。
誰しも何れは気づくものです。
準備ができた時に静かにこう呟く。
ただのピエロだ。
そして、爆発が起きます。
新しい朝へ飛ぶ爆発が――。
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