2025年12月16日火曜日

またしてもジャスミン姫は正しかった


 自分が知らなかった眩しく輝く世界。
 ステーキ過ぎて信じられない。
 自分が流れ星になった気がする。
 そういう自分を初めて見せくれた人。
 その彼を選んだ、ジャスミン姫は正しかった。





テツガクちゃん
 他人は自分に様々な事を言ってくれます。
 形容詞をベタベタと貼ってくれます。

 世間知らず、ドブネズミ。
 灰かぶり、夢見過ぎな人。
 負け組、不良、落ちこぼれ。

 それから――落伍者。


肯定
 それらも慣れる。
 そして、そうだと思い始める。
 それが自分だと認めるわけだけど――。

 ある日、何かがひっくり返る。
 フェアリー・ゴッドマザーの魔法のように。

 そして、誰かが言う。
 今まで聴いた事もないような。
 そういう新しい世界を語る。


テツガクちゃん
 多くの人は聴いても信じません。
 魔法の絨毯なんてあるわけがない。
 そう、これまで多くの誰かが語った世界。
 ITを信じます。

 ですが――ジャスミン姫は違いました。
 聡明で勇気のある彼女は。
 その目で全く新しい世界を見ました。

 震え上がってしまうほど信じられない。
 そういう全く新しい世界を。

 今までの自分が消え去って。
 まるで、流れ星になったかのように。
 初めて、ときめける。
 そういう自分を思い出し知った。 


肯定
 そういう鏡はあるらしい。
 アラジンって名の魔法の鏡が。
 今までとは全く違う世界と自分を見せてくれる。

 他にも――。
 自分が心臓を誰かに預けて。
 記憶の海に飛び込んだ。
 そう、秘密を伝えてくれるウサギとか。

 とにかく、兎にだって角。

 鏡にも二つある。
 多くの鏡が何億回と同じ事を語り映し出す。

 最初は憎む。
 次第に慣れる。
 それから頼り始める。

 そういう施設慣れ、刑務所慣れ。
 その退屈の中で、誰かが全く違う事を語る。
 まだ目の前には何も映っていないかもしれない。

 だけど、だからこそ――。
 自分が信じる価値がある。

 わかりきった今、その壁とは違う。
 新しい今へ抜け出す扉がある。
 一度、掴んだら信じずにはいられない。
 そういう新しい自分がいる。

 ジャスミン姫は正しかった。
 またしても、ジャスミン姫は正しかった。
 彼女がアラジンさんを信じたから。
 ITが本当になった。

 全く新しい世界へ舞い降りる。
 そういう落伍者になれた。

 降りるべきだよ、誰かのチキンレースなんて。
 本当は自分には関係ない。
 それが自分とどういう関係があるんだよ。
 自分を悪く語り、映し出す世界を――自分が選べって?

 大丈夫、僕が信じなくても。
 50憶の人が信じているさ。

 だけど、このウサギは――。
 僕が信じないと。
 吸血鬼の愚者の僕が。

 そういう、自分が信じずにはいられない。
 ITがあなたにも必ずある。
 今までとは全く違う新しい世界へ繋がる扉がある。

 その銀の弾丸。
 ITで運命って連結器を撃ち抜け、キモサベ。




関連の話題
『扉を開けたら』
『兎穴に入らずんば不思議の国知らず(上)』
『兎穴に入らずんば不思議の国知らず(下)』
『違うから信じる価値がある』
『探して終わる、それがこの国の人』
『二つの鏡がある』
『ジャスミン姫は正しかった』
『シンデレラ・スピリット』
『NOから始まる、それは?』
『発見と発明の種明かし』
『幽霊を見たと断言する』
『ITだけが大事』
『目覚めのいい夢で』
『気づける愚かさ』
『掟破りの浪漫飛行』
『天動説がひっくり返ってしまったのは』
『何を言っているか、誰が言うか』
『どう形容したところで』
『正しい事を見よ、と教え説かれる』
『トント理論』
『コモドゥスほど慈悲深くない』
『それが私とどういう関係があるんだよ』
『降りるよ、ジョニー』
『ジョニーは戦場へ行き、吸血鬼はラインを越えてた……』
『テツガクちゃんと肯定一覧』





それでは、また次の機会にお会いしましょう。












0 件のコメント:

コメントを投稿

目に見える50憶だけ見ていると――

 今、目に見える50憶だけを信じなさい。  そう、この世界、この国で教え説かれた。  それで、独りで進んで行く、誰もいなかった。  忘れたまま進んで来た。   だけど、こう伝わる、こっちも多いぞ。