2025年8月26日火曜日

マルコ伝13章35節で意識瞬間移動


 マルコ伝13章35節。
 起きてなさい、いつ主が戻るか分からない。
 闇を歩いて、主に気づけば――。
 おずおずと意識が繋がり、爆発が起きる。
 これこそ、偉大なるダントンさんから盗んだ意識瞬間移動。





テツガクちゃん
 いいですか?
 私から目を離してはいけませんよ?

 私の吸血鬼のホームズさん。
 その手を掴む私の目を。


肯定
 きっと、遠い昔。
 そう言われたのに――。
 うっかりと声がする方を振り向いてしまった。

 その先には不思議な世界が広がっていた。

 ヨハネ伝8章12節

 私は世の光
 私に従う者は命の光を得る

 その黒い光を信じる集団。
 邪神天照が照らした昼間が目に入った。
 眩しい光を見て暗くなった。


テツガクちゃん
 あっという間の奇術。
 偉大なるダントンさんから盗んだ。
 人間瞬間移動、改め、意識瞬間移動。

 私の吸血鬼のホームズさん。
 本当はその手を私が掴んでいて。
 何度も呼びますが。
 どこかを見たまま、帰ってこない。

 きっと、夢の中。
 あまりに確かに思える記憶の中。


肯定
 目に映るものは当てにならない。

 それを忘れてしまうほど。
 ガラスの靴で歩き続けてしまった。

 0時をとうに過ぎても。
 不思議な事に。
 ガラスの靴は消えなかった。

 でも、今ならわかる。
 このガラスの靴が記憶。
 僕を帰るべき今へ繋げてくれる。

 まさに、『Once Upon a Dream』で。
 狙え、『Best Of Both Worlds』 。
 そしたら、『Butter-Fly』が『re-fly』する。

 Stayしがちな今から。
 スタンド・バイ・ミーな夢へ。

 マルコ伝13章35節

 起きてなさい、いつ主が戻るか分からない

 主を感じる。
 どこかの朝でウサギに振り回されている。
 逢いたい人に逢って、思い通りに全てを歪めている。

 もう目を逸らさない。
 というより、逸らす気はない。
 最初から離していない。
 ちゃんと手から伝わる違和感はあった。

 うっかり、僕がよそ見をしても。
 ウサギは掴んでいた。
 主はウサギが掴んでいる事を覚えていた。

 おずおずと風来坊な意識が繋がり始める。
 爆発が起きる、新しい世界が目覚める爆発が。
 これこそが意識瞬間移動。

 誰だって毎朝やっている奇跡。
 奇跡だから逢えないはずがない。
 逢いたい人に。

 僕の場合、目を離したのは自分だから。
 少しずつ気配がする。
 見えて、聴こえて、触れる――。

 だけど、まだ夢の中。
 なかなか意識が繋がらない記憶の中。




関連の話題
『逢いたい人が増えてきた』
『過去形にする気はない』
『くだらないよな』
『イエスタデイの中にいる』
『サー・ジャック・マリックは覚えていた』
『毎日が奇跡だから信じられない』
『Stayしがちな今から、スタンド・バイ・ミーな夢へ』
『Once Upon a Dreamだったな』
『ガラスの靴で狙え、Best Of Both Worlds』
『ガラスの靴は記憶の象徴』
『記憶の海に墜ちて沈んでいる』
『影送りで夢返し』
『ゲンジツは想像に及ばず、人は想像も超える』
『昨日は突然やってくる』
『壁から離れろ』
『魔法のレモンドロップ』
『呪文はあまり重要ではない』
『アメリカには本当にいるんだ』
『人は未来から過去に座礁した』
『奇跡は伝染し広がる』
『たった1枚の絵が……』
『トーテムがいない』
『爆発が起きた』
『列車を待ってる』
『透明なコートを忘れる』
『閉じて開く』
『人の翼は鳥の翼とは違う』
『星の王子さまですら、忘れるんだ』
『フォースを感じる』
『カイロ・レン、そうだよな』
『ジョニーは戦場へ行き、吸血鬼はラインを越えてた……』
『変えられるのは自分だけ……で、どっちだ?』
『ブルータス・ハウエルの教え』
『デッカード・ショウ文法』
『アンディ・デュフレーンには見えていた』
『テツガクちゃんと肯定一覧』





それでは、また次の機会にお会いしましょう。














0 件のコメント:

コメントを投稿

闇を歩けば主に気づく

 多くの人はヨハネ伝8章12節。  そういう邪神天照の光を見て暗くなる。  だけど、マルコ伝13章35節の闇を歩くと――。   何れ、主に気づく。  今、確かに思える、その全ては夢だ、記憶の中にいる。