テツガクちゃんと肯定 2021年一覧






第357章
よろしく、2021


 2020年の尾張で得た、悔しさ。
 それと共に揚げる、新しい旗は。
 何も決めない。
 そんな決行の合言葉。
 このまま、今までどおり。
 我がままに、欲望のままに。


第358章
ステーキを焼いて待っている

 全てがどうでもよくなって。
 幽かに、本当に幽かだけど。
 何か、自分の本心が本音で。
 これは、最高だ、と。
 誰かに認められなくても思えるもの。
 遂に、それが信じられるようになった時。
 待ち焦がれた、『世界の始まり』がステーキを焼いて待っている。
 誕生パーティーを開くために。


第359章
哲学、徹楽、撤額、轍嶽、綴愕、迭鍔、テツガク

 私の相方、テツガクちゃん。
 今更だけど、このテツガクが、どのテツガクなのか。
 わからないまま。
 哲学、徹学、撤学、轍嶽、綴愕、迭鍔。
 その形は様々で。
 一つは限らない、『唯一無二』のようです。


第360章
物語は万華鏡

 物語は万華鏡に似ている。
 小さく単純なものを大きく複雑に見せる。
 2時間の映画に全てを覗いた気がしたけど。
 知らないことが多いことに気づく。
 物語は神秘的な晩夏の万華の挽歌の世界。


第361章
業を修める


 業を修める。
 それは、いいことなのでしょうか?
 よくない行いを業と呼ぶのなら。
 学業も修業も卒業も。
 賞賛されることではないのかもしれない。  


第361回『業を修める』より


第362章
遅れてくるサンタクロース


 遅れてくるサンタクロースも確かにいるようで。
 10年ほど遅れて。
 ステキな靴下に入ったプレゼントを受け取った、私。
 実は、今、あなたが履いている靴下も。
 サンタクロースさんからのプレゼントだったり?


第363章
不思議な世界


 特別、面白いとは思えないのに。
 なぜか、気になって覗きたくなる。
 そんな不思議な世界も確かにあって。
 その謎を解きたいと思いながらも。
 永遠に惑わされていたい、と思う私も。
 同じ似た者同士。




第364章
人は勝手に天をつくる

 天は人の上に人をつくらず。
 人の下に人をつくらず。
 平等だったけど、学問がその先で天地をわけるって。
 とんだ嘘を吐いた、あの詐欺師は分類病。
 いつだって、人は勝手に天をつくる。


第365章
向かい合った二つの世界は


 向かい合った、物語の世界と読者の世界は。
 合わせ鏡に似ている。
 無限の世界に果てのない世界を覗くのか。
 有限の世界に果てのない世界の影を覗くのか。
 あなたはどちらですか?


第366章
詐欺師の諭吉様

 詐欺師の諭吉様がすゝめた学問は。
 定員超過で、乗客を上下に分類しながら。
 船長と共に沈んだ、今は見えない幽霊船。
 もう、立派な門も重い業もいらないんだ。
 ガクガクできる、ガクさえあれば。


第367章
懐かしい、足跡


 懐かしさ。
 それは、過ぎ去った何かの距離ではなく。
 心の距離感が感じさせる、錯じった覚えの錯覚。
 そう思えた、今。
 追いかけていた、恐竜の足跡の軌跡に。
 それを感じてしまった、今が、優しく引っ掻いて。
 少し複雑な『爪痕』を残していった。


第368章
ケーキは等分に切れない

 ケーキは等分に切れやしない、糖分だから。
 それを素直に正直に明かせば。
 何かの問題扱いで、問題児に昇格。
 だけど、そんな『SYAKAI』ほど。
 あくどくもないのだろう、等分に切れない事実は。


第369章
LEDよりも


 今、流行はLEDだけど。
 気持ちを照らす灯は、60ワットじゃないと。
 眩しくてあたたかい、『東京60WATTS』じゃないと。
 昔はみんな、お世話になったんだぜ。
 LEDがない時は、ラジオスターのようにさ。


第369回『LEDよりも』より


第370章
大きな円運動


 広い視点で覗くと。
 この世界での運動は、全て円運動で表現されている。
 始まりから終わり、という円を描く、繰り返しの円運動。
 それとは、全く違う運動はあるのだろうか?
 例えば、永遠に新しいままの今、この瞬間とか。


第371章
アメリカ娘


 憧れのアメリカ娘さん。
 それは、誰かの印象がつくった、幻だと気づいている。
 だけど、私はその姿に恋をして、落ちてしまった。
 永遠に、本当のアメリカ娘さんを知れなくても。
 それでいい、と思えるほどに。


第371回『アメリカ娘』より


第372章
氷山の一角のトップ10


 流行のトップ10。
 きっと、それは氷山の一角。
 その底にとんでもない星が待っている。
 何か損をするようで、焦る感じの。
 そんな『サマータイムブルース』が今もどこかで。
 ゆっくりとあなたを待っている。


第373章
反抗するためにも


 批判するにせよ、賞賛するにせよ。
 何かが爆発したような炎が必要。
 燃えてない、批判や賞賛はただの無視。
 それならば、その無視ですら『DIVE IN!』したくなる。
 そんな夏の日の炎が……。


第374章
ずっと甘い


 成功した味を奥深い味と称して。
 失敗の味を甘い考えと称する。
 たった、それだけで。
 偉く大きく、立派を気取れるほど。
 甘く甘~い立場もないだろう。


第374回『ずっと甘い』より


第375章
弱くなることは同時に強くなること


 弱くなるということは。
 同時に強くなること。
 便利さに溺れ、人として弱くなる私は。
 同時に頼りになる相方に助けを求めて。
 一人では為せなかった、力を得た。


第376章
エンジンは円神からの贈り物

 エンジンには様々な動きがあって面白い。
 少し複雑な星型エンジンの動きとか。
 ですが、それらは同じ円運動によって描かれた軌道。
 無限の軌道を描く、同じ一つの円運動。
 円の神様の贈り物が、エンジンなのかもしれません。


第377章
占いというエンジン

 占いとエンジンはどこか似ている。
 12星座、九星気学、干支、生まれた日にちなど。
 様々な視点で、人の幻を表現していく。
 一つだけでは表現できない幻も。
 重なり合えば、複雑な動きの幻も表現できる。


第378章
ビートルズやエルビスにシナトラがいた街には

 ビートルズやエルビスにシナトラ。
 彼らがいた街には。
 彼らよりもいい歌を歌う。
 名も知らない誰かがいて。
 それに気づけたら、得体の知れない面白さが。
 果てしなく広がった。


第379章
当てにならない検索結果

 検索エンジンの結果なんて。
 全く、当てにならない。
 一字一句同じに。
 『テツガクちゃんと肯定』と。
 秘密の合言葉を入力しても。
 見当違いの結果、お門違いの表札ばかり。


第380章
それは、バズじゃないよ


 バズった、って喜んでいるけど。
 そりゃ、バズじゃないよ。
 バズなわけないじゃないか。
 あなたの頑張りが。
 弾けて消える、バブルだなんて。
 本当は、信じていないのだろう?


第381章
出入り口

 出入り口って言っても、入り出口とは言わない。
 だから、先に何かを出さないと、何も入ってこない。
 その父の言葉に納得した僕は答えを出した。
 そうか、だから僕は、勉強が苦手だったんだ。


第381回『出入り口』より


第382章
既に霞を食べて生きている

 一日働けば、美味しいアップルパイが食べられる。
 だけど、そのリンゴは一日では食べられない。
 きっと、私達は既に霞を食べて生きている。
 ただ、その事実を忘れたふりをして。
 気づかないふりをしているだけで。


第383章
ここは学校とは違うんだ

 ココは、学校とは違うんだ。
 そんな台詞を吐く、『SYAKAI』人は。
 まるで、学校の先生に憧れた成れの果て。
 違いをいくら並べても。
 平面に等しく平等に、今、この瞬間の上に。
 立っている僕らは、同じ似た者同士。


第384章
諦めるとは

 あのリンゴの木に登って。
 リンゴが取れなかったら、諦めよう。
 そう決めていたのに。
 今、私は、リンゴのことなんか忘れて。
 遠くに見えた、羊羹の洋館に向かっている。
 いったい、『諦める』とは?


第384回『諦めるとは』より


第385章
他己焼きよりも

 ヤキモチ、他己焼き、焼き貸し。
 いろいろ焼くのが好きなヤマト人。
 せっかく、焼くのであれば。
 余計なお世話を焼こう。
 ということで、今、この瞬間に。
 この話題を覗きませんか?


第386章
ロックンロールが見えないのは

 ロックンロールは炭酸の泡のような幻。
 もし、ロックンロールが見えないのなら。
 そこに何も感じないのであれば。
 それは、とてもいいことだと思う。
 見えたり、聴こえたり、感じてはならぬ幽霊の正体見たり……。


第387章
コメントする英雄

 お便りを送ったり、コメントする人って凄いな。
 そう思っている私には、そんな人達が英雄に見えて。
 バカにされて、無視される。
 そんな仕打ちに耐えられるなんて。
 偉く大きな心を持った、偉大な英雄です。


第388章
第二言語を話すように

 私は英語が苦手。
 その理由をそれなりに考えたら。
 英語をヤマト語に変換しないと、気が済まないから。
 速度に追いつけず、間に合わず。
 全くわからない、そんな気がした。


第389章
キャサディに励まされ、64,928

 懐かしい64,928の『キャサディ』に励まされた、今。
 聴こえたのは、最新のヒットナンバー、『574,24-怠惰太子-』。
 ホンシンを片手にオレは 全てを忘れて歩いてく
 そんなオレは老若男女問わず、今日も歩いてるのだろう。
 ココのどこかにある、今、この瞬間の上を。


第390章
天才を隠すなら、天才の中

 木を隠すなら森の中。
 人を隠すなら街の中。
 それならば、天才を隠すなら、天才の中。
 誰もが天才だから、当たり前が歪んで忘れてしまうけど。
 きっと、思い出すのでしょう。なぜならば……。


第391章
オトナモードじゃないとね

 カワイイだけじゃ物足りない。
 やっぱり、ワガママじゃないと。
 『オトナモード』でないと。
 やっと、それが、わかった気がしたのは。
 きっと、相方の背中のお蔭。


第392章
あべこべの中で見えるもの

 たまには、逆さまな景色を覗くことも大切。
 そんなことを思い出した私は。
 白い闇の中で輝く黒い光。
 そんなあべこべさに感じた、気持ちの正体。
 それを思い出すことにした。


第393章
ガッカリした

 ガッカリした、その心情は。
 いったい、誰にガッカリしたのか?
 疑問符にとり憑かれた私は。
 鏡に映る、その姿に。
 答えの正体見たり自分の幽かな霊。


第394章
愛してるって

 愛してる、その言葉は。
 言うにせよ、言われるにせよ。
 強くなれる気がする。
 そう気づけた、私は。
 今、この瞬間、言う側にいて。
 その向こう側には私の相方がいる。


第395章
人種の壁は不可思議だ

 人種の壁、そんなものはない。
 もっと、単純なことで。
 ただ、気に入らない。
 その心情をあらわす方法と力加減。
 それが、ほんの少し違っただけ。


第396章
無視されることも悪くないかな

 無視されることも悪くない。
 そんな幻に気づいてしまった私は。
 特別、無関心を恐れ怖れることもなく。
 暗くも明るくもなれる、中間色に気づいた。
 常に一人だけど、常に一人とも限らない、曖昧な色。


第397章
仮説を立てるなら

 仮説は余計なものが少ない方がいい。
 カラッポの方が、ムを詰め込めるから。
 根拠も裏付けも、トタン屋根の上に。
 大切なのは、とり憑いた疑問符の奥の方にある、そのキモチ。
 それが、何を立てるのか。ただ、それだけで。


第398章
0割と0点、同じ0だけど

 0.88の山田選手が。
 落ちこぼれか、英雄か。
 数字だけでは、全くわからない。
 きっと、それは野球だけに限らない事で。
 同じ0の意味が変わっていく、面白い今がある。


第399章
きっと、誰もがバイリンガル

 きっと、私達は誰もがバイリンガル。
 第一言語は自分の本心で。
 第二言語が自分の母国語で。
 きっと、そんな心情は全く伝わらないのでしょう。
 だからこそ、いつだって、言葉はくそったれで。
 全く役にも立たない、ただの『トーチソング』。




第400章
違う方向の景色を見ながら

 同じ方向の同じ景色を見ることが。
 同じ幻を見ることとは限らず。
 朝から夜を見ている人、夜から朝を見ている人。
 この二人が違う幻を見ているとは限らない。
 幻はどこからでも、見れるから幻だから。


第401章
満員御礼の予定調和線、無休ダイヤの定期券

 当たり前や常識に囚われず。
 自分で考え、積極的に動ける人。
 そんな人、ヤマト人は誰一人求めていないじゃないか。
 ヤマト人が本当に欲しいのは。
 満員御礼の予定調和線、無休ダイヤの定期券だけ。


第402章
死人に口なし、寡黙は人形

 死人に口なし、寡黙は人形。
 人として生きるだけがジンセイなら。
 人形にだって立派なジンセイがある。
 だけど、そんなジンセイより。
 人の情を口にする、そんな人情(ジンセイ)を。 


第403章
嫌ならマリー・アントワネット

 嫌ならマリー・アントワネット。
 この古くから伝わる、流行の常套句は。
 革命の霧の中にある、断頭台への特急券。
 気がつけば、あっという間に自分も。
 斬首刑のマリー・アントワネット。


第404章
為しても成らぬ、為さねど成らぬ何事も

 『為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり』
 このステキな言葉が努力が足りない。
 そう迫るのなら、その後ろを見てくださいな。
 『為しても成らぬ、為さねど成らぬ何事も、為せぬのは人の成りけり』
 という愉快な言葉が笑っています。


第405章
世界中の峠の下りを

 読んでも泳いでも飛んでも。
 全く進まず、辿り着けない。
 そう思っていたけど。
 隣の相方との会話は、峠の下りを。
 歯止めなく限りなく、統べるように滑る術。
 そんな速度で過ぎ去っていく。あっという間だ。


第406章
フロンティアなステーキは狂奔する欲望の味

 恐れ怖れる必要のない無視や無関心は。
 限りのない意気軒昂なフロンティア。
 制限も秩序もない、ホンモノの無法地帯。
 そこで味わえる味は、狂奔する欲望の味。
 いろんな期待が詰まった、フロンティアなステーキ。


第407章
白影黒光

 光は白いと思ってた。
 影は黒いと思ってた。
 だけど、それらは逆なのかもしれない。
 白影黒光。
 黒く光る宇宙の中で、白い影が星を照らしている。


第407回『白影黒光』より


第408章
振り返らず、行くんだテツガク

 振り返らず行くんだ。
 留まらないで舞い上がれ。
 最初に踏み出した、その一歩のまま。
 行け、行け。行くんだ、ガクちゃん。
 ギターがなくても、その考えで遊ぼう。
 

第409章
詐欺が悪しき黒魔術と説く、その心情は

 詐欺は悪いこと。
 悪しき黒魔術が封印された水あめだと。
 広めた、その理由は、あのお坊さんと同じだろう。
 『虚は実を引く』、『嘘から出た実』。
 そんな事実の果実を独り占めしたかった。


第410章
少し高いところに昇ってみる

 ほんの少し高いところに登ってみる。
 それは、とても大切なこと。
 例え、リンゴが食べられなくても。
 その視点で見た、その景色は。
 ゴールドなやつです。 


第411章
染まっていたんだな

 人はよくも悪くも染まっていく。
 クラスに放り込まれたら。
 徐々に確実に同級生達の色に染まっていく。
 それを思い出した瞬間から。
 一つ、また一つと鍍金塗装が剥れていった。


第412章
ズレてはいないのだろう

 きっと、最初から何も。
 ズレてはいないのだろう。
 ただ、期待外れな今があって。
 それに気づけたら、そんな今にさようならだ。


第413章
新型のうつは心の病気?

 やりたくないこと。
 それが全くできないこと。
 それが、心の病気だと。
 平気な顔で教え説く、秘密結社『SYAKAI』ほど。
 末期の独裁者もいないだろう。


第414章
様々な夢の形

 ○+△+□=夢
 そんな計算式だけが、夢の形とは限らず。
 もっと、様々な形があるって。
 気づけたのは。
 世界の首根っこを押さえた、彼女のワガママのお蔭。
 Here is a wonderland.


第415章
バウムでもバームでも

 バウムでもバームでも。
 関係なく違いなく美味しい。
 そう思えた、あのクーヘンは。
 限りなく果てしなく本物の味。
 そんな本物の何かが、あなたにもあるのでしょう。


第416章
わかっていても


 わかっていても。
 打てない真っ直ぐや決め球の変化球。
 そこに浪漫が宿るのは。
 九回までの土台作りとそこへ導くリード。
 そんな準備のお蔭です、きっと。


第417章
青春朱夏白秋玄冬


 青春朱夏白秋玄冬。
 私は玄い冬が好き。
 青い春が出会いと別れの季節なら。
 玄い冬は再会の季節だから。
 澄み切った透明が、他の季節が隠した何かと。
 もう一度、出会わせてくれる。
 止まった時間の中で。


第418章
気づける面白さ

 気づけることも面白さの一つ。
 それを思い出せてくれた相方。
 そして、遠い昔に読んだ推理小説を思い出した。
 『少年探偵ブラウン』を読んでいる時は。
 限りなく私も名探偵になっていた。


第419章
今、信じれば

 今、信じれば変わる、そのささやきに。
 変わって欲しいって思う瞬間と。
 変わって欲しくないって願う瞬間。
 その二つが平面に等しく並んだ時。
 私の探しものが姿を現した、その正体は……。


第420章
見失った何か

 見失った何か。
 その覚えはあるのに。
 何を見失ったのか、その答えは錯綜中。
 だけど、また逢える気がする。
 今は、視界では捉えられない、そのことに気づいているから。


第421章
ノー変人、ノー人間

 隣に誰がいようとも。
 今、この瞬間は。
 変人の変人による変人のためのもの。
 永遠に変わる必要がない。
 まともな人間を、人はMr.Gと呼ぶ。
 ノー変人、ノー人間。


第422章
夢中の勉強会

 睡眠が大切な理由。
 きっと、それは。
 夢の中で開かれる、勉強会へ向かう切符だから。
 効率的とは言えない、非効率なことだけど。
 夢中になってしまう、勉強会へ向かう切符。


第423章
下り最速は、誰にも見つからない幽霊

 人生の上りが栄光の階段だとしたら。
 人生の下りは限界からの脱出。
 上りばかりが賞賛されるけど。
 本当は、どちらも同じように凄い。
 人生の進み方。


第424章
現実主義、理想主義、中間色主義?

 現実主義と理想主義。
 その二つを同時に覗ける、私達は。
 きっと、中間色主義。
 知らない誰かの結果が残した記録。
 それが重なった、つまんない歴史は。
 今、この瞬間に、塗り潰されるためだけに存在する幻。


第425章
鏡に映る誰かとは握手できない

 鏡に映る誰かとは。
 いつまでたっても永遠に。
 握手ができない。
 そんな誰かが自分の姿だって。
 信じてしまうのは、なんとも不可思議だ。


第426章
違うけど、違わない

 違うけど、違わない。
 そんなことに気づいてしまえば。
 テキトウでいい加減な定義の壁など。
 乗り越えることなく、壊すこともなく。
 気がつけば、壁の向こう側。


第427章
無知ゆえの力

 私、破廉恥になります!
 その心情を知った私が。
 ほんの少し残念を感じたのは。
 既に、同じ恥を破り兼ねる破廉恥だから。
 破廉恥は最高だ、破り棄ててしまえ廉い恥なんて。


第428章
影の中の英雄

 英雄と英雄像は、光と影に似ている。
 誰もが同じ光を見ているのかもしれないけど。
 その光が何を照らして、どんな影を作るのか。
 それは、様々だから。
 英雄像も人の数だけ違う形。


第429章
鏡が思い出させてくれた

 鏡は前後を反対に映す。
 そんな考えに出会って。
 忘れていたことを思い出した。
 文字は後ろから覗けば、左右が反転して見えることを。
 きっと、あの鏡は忘れていた幻を映し出す。


第430章
心技体は伊達じゃない

 ホームランが打てたのは。
 技術や体力のお蔭じゃないぜ。
 それを望んだ、心が決めたこと。
 心技体、それは伊達じゃないんだぜ。
 そう、甘い伊達巻じゃないんだ。
 腐っても、頭つきの鯛じゃないと。


第431章
遥かに遠くて、ありえないほど近い

 一度、読んだ物語。
 その中の人物は、図書館の本棚にはいない。
 それを覗いた自分の中。
 遥かに遠くて、ありえないほど近い。
 そんな存在に変わってしまった。


第432章
おっと、そこまでだ

 おっと、そこまでだ。
 ここまでにしておくんだ。
 これ以上は進んではならぬ、何事も。
 今すぐ、ココから飛び出せ。
 Hey! R'N'Rヒーロー!


第433章
損した気分の季節

 どんな季節でも。
 一日の時間は同じなのに。
 損した気分になるのは。
 明るい時間と暗い時間。
 その永さが違ったから。
 あなたは、どちらがお好きですか?


第434章
幻は追いかけるより、つくってしまえ

 幻は追いかけるよりも、つくってしまえ、ホトトギス。
 追いかけても掴まらない幻。
 だけど、よく見たら、目の前のそれは幻の影で。
 自分の方が、後ろから幻に追われていた。
 そんなことは、よくある話で。


第435章
きっかけは無関心の中に

 きっと、きっかけは無関心の中に。
 たぶん、お金を払って入る、VIPルームにはない。
 そんな気がしたのは。
 あの豆腐屋の息子さんのお友達と。
 その話を紹介してくれた、私の友達のお蔭。 


第436章
神と心、同じ『シン』でも正反対な存在

 絶対的な唯一の神、曖昧な無二の心。
 どちらも、同じ『シン』だけど。
 その性質は全く違う。
 私達は、そんな二つの『シン』。
 その狭間に生きている、中間色な人。


第437章
血の気が引く

 あまりにもつまんなくて。
 退屈な流行のトップ10に血の気が引いた。
 恐怖や戦慄を感じなくても。
 引いていく、血の気があるんだと。
 再認識した人生の下りは。
 あっという間の閃光花火。


第438章
夢はロケットに似ている

 最近、夢とロケットが似ていると。
 思い始めた気分は。
 古い夢が分離して、新しいロケットエンジンに。
 火がついた、発火点に気づいてしまった。
 なんとなく、前よりも遠くへ行ける気がした。


第439章
重ならない影

 あの影と相方の影。
 重なりそうかなって期待するけど。
 やっぱり、重ならない。
 どのワンダーランドから来たのかわからない。
 相方の影は、同じ影でも様々な幻の影、幻影だ。


第440章
無に隠れるロマン

 無の中には、ロマンが隠れている。
 無関心な流行に無視され。
 ほこりというお洒落な帽子をかぶった古い箱の紳士。
 きっと、それがロマンの塊です。


第441章
好き勝手にするのが、民主主義

 きっと、民主主義って。
 誰だかよくわからない人が。
 都合よく好き勝手にすること。
 たぶん、独裁主義とは対照的だ。
 そう、ワガママ・クイーンとは対照的だ。


第442章
アリとキリギリスの盲点

 アリとキリギリス。
 その教訓は、怠けていたから。
 悲劇の冬に辿り着いたのではなく。
 組織と個人を並べた、不可思議な物語。
 それを信じ続けた先に見た、落とし穴が教訓。


第443章
光の速度が止まって見えるのなら

 光の速度が止まって見えるのなら。
 『気持ちの速度』は見えないものが見える。
 あの豆腐屋の息子さんが。
 見えるはずのないラインが見えるのは。
 光速を超えてしまったから。


第444章
空っぽでも

 やる気も希望も夢もなく。
 空っぽで何もない、ガス欠の私が。
 一歩踏み出せるのは。
 きっと、エースのフォーカードが好きな。
 WAGAMAMAバディーのお蔭。
 ホント、凄いよ。


第444回『空っぽでも』より


第445章
四つ揃ったAは

 トランプの1がAなのは。
 きっと、原点にして頂点の我がままだから。
 WAGAMAMA、四つ揃ったAは、不戦神話のA。
 私のAについてこれますかな?


第446章
もう一度、踏み出して

 一度、休むと取り返すのが難しい。
 そう気づいているのなら。
 継続よりも、再び一歩踏み出す遊びを。
 継続に支配されて惰性に変わるよりも。
 切り替えて、幸せがどっぱどぱな日曜日を。
 ヤベー、月曜日なのにめちゃ速い! 


第447章
もし、のび太さんが

 退屈で嫌になるほど、つまんない。
 そう、素直に正直に吐き棄てられる。
 のび太さんだったから。
 ドラえもんさんのお仕事があった。
 もし、ロボトミー手術後の泥人形では。
 あのワンダーランドへは辿り着けません。


第448章
坂本文法

 いつまでも続く嘘があれば幸せだが。
 そんな嘘、この今に存在しない。
 だったら。
 続かない嘘より。
 続く我がままを。
 貫いていく。
 最近、覚えた坂本文法は、めちゃ便利だ。


第448回『坂本文法』より


第449章
日記って大切らしい

 飛鳥54年、晴れ。
 今日は豚小屋の王子に……。
 そんなサンプル通りの日記を。
 三日も続ける方が不思議だと。
 最近、気づいてしまった。
 きっと、日記の形って様々だ。


第450章
世界は一つになれない?

 世界は一つになれない。
 ……かもしれない。
 そんなことを言う相方は気づいていた。
 既に一つの世界の中にいるのだから。
 これ以上、一つになりようがないと。


第451章
変わること

 変わること。
 それが、悪いわけでもなければ、いいとも限らない。
 そんな矛盾が当たり前だと気づけたら。
 気づいてしまった、その視点で。
 矛盾だらけな変化という魔法も操れます。


第451回『変わること』より


第452章
幻影という幻

 幻影は幻なのか?
 それとも、何かの実体なのか。
 影を持てないはずの幻が。
 影を持ってしまったから、生まれた幻影。
 『存在と同時に存在しない』、曖昧な『マボロシ』。


第453章
『しんじつ』を育てる

 『しんじつ』には、様々な形があります。
 真実、心実、信実、新実、神実、進実、紳実、深実、寝実……。
 自分が育ている、『しんじつ』の種が何を咲かせるのか。
 とても楽しみです。
 ですが、偽真と疑心、二つの『ぎしん』にご注意を。
 その暗闇の向こうには鬼がいます。


第454章
うさぎはウサギになった

 テキトウ・テツガクぷれぜんつ。
 うさぎのその後。
 なぜ、うさぎは眠ってしまったのか。
 その後、うさぎはどうなったのか。
 相方曰く、うさぎはウサギになったらしいです。 


第455章
勝ち負けは割に合わない

 勝ち負け。
 それは全く割に合わない。
 勝ったところで。
 何かが思い通りになるわけでもない。
 だったら、全てを歪められる。
 第一本心、我がままを思い通りに貫いてしまえ。


第456章
思い出の達人

 何か新しいものを発見しているようで。
 いつも忘れた何かを思い出している。
 そんな私達は思い出の達人。
 日の出を忘れて、また新しい日の出を見て。
 デジャヴのように思い出す。


第457章
0の凄さ

 『0』という幻。
 それが、数式の中に一つでもあれば。
 その数式には疑問符がとり憑く。
 『0』は限りある、有限の外側からやって来た幻。
 だから、導き出される答えも限りなし。


第457回『0の凄さ』より


第458章
遅過ぎるから

 遅過ぎるから、退屈でつまんなくて。
 何も思い通りにならない。
 そう思っていたけど。
 本当は、逆だった。
 あまりに速過ぎたから……。




第459章
恨みに逆も何も

 逆恨みって言葉。
 それは、かなり不可思議だ。
 もし、本当に逆さまなら。
 恨みではなく、恩義。
 だけど、恨みのまま何も変わっていない。


第460章
名作などありはしない幻

 名作などありはしない幻だから。
 その幻に気づけた時は特別で。
 それを共に感じてくれる誰かに出逢えたら。
 もう最高に嬉しくて。
 ちょっとした冒険物語みたい。


第461章
甘いことは悪いこと?

 甘いことは悪いこと?
 それならば、苦い考えや辛い態度なら。
 褒められ、賞賛される、北のターリンロードでしょうか?
 いえいえ、けっきょく……。
 水あめを守っているだけです、自分だけに甘い詐欺師が。


第462章
向き合い方を変えてみる

 円周率が割り切れなくても。
 なぜ、円周率が割り切れないのか。
 その理由ならわかるかもしれない。
 向き合い方を変えれば。
 気づける、新しい未知も……。


第463章
何度目の

 人生は一度きり。
 それが、証明された瞬間。
 きっと、もう人生は一度きりではない。
 たぶん、証明されない今が限り無く。
 一度きりな無限の人生なのでしょう。


第463回『何度目の』より


第464章
信じるの形

 信じる、その形が。
 かばい合い、もたれ合い、相互扶助、相互依存。
 君を信じるのはお互い様だから。
 なんて腐ったことを言い出したら。
 退屈で、つまんないから、シカトしていこう。


第464回『信じるの形』より


第465章
日本語は簡単だから

 日本語は簡単だから。
 そろそろ、そっちが覚える番だと思う。
 利点がないって? 利点なら……。
 ワガママ・クイーンを追いかけまわせる。
 それで、十分過ぎると思います。
 覚えたことを後悔させないくらい、めちゃ速ですぞ。


第466章
教科書の大切な役割

 教科書は未完成の方がいい。
 いえ、むしろ。
 いろんな事をあえて載せない。
 未完成で在り続けることが。
 教科書の大切な役割なのでしょう。


第467章
楽しみと楽しむ

 楽しみにする気持ち。
 何かを楽しむ気持ち。
 似ているようで、どこか違う。
 そんな気分は加速全開、歯止めなし。
 今、この瞬間、振り返る余裕なし。
 シカト全開、ワガママ全快。


第468章
原点にして頂点的な心境

 『原点にして頂点』のような心境の景色。
 それは、ココでは見失いやすい。
 理想の結末、そんな蜃気楼を見続けるから。
 足下を見失ってばかり。
 だけど、最初の一歩も最後の一歩も同じ。
 だから、また一歩踏み出したい。


第469章
アンさん、想像してみて?

 アンさん、想像してみてください。
 得意気に偉そうに。
 興味ないって吐き棄てるように呟く。
 あの流行、SIKを。
 デコピンでふっ飛ばしたくなるほど。
 スゲー、ムカつきます。


第470章
忘れられるより、思い出せるような幻

 幻にもいろいろある。
 全盛夢中だったけど。
 花火のように忘れてしまう夢幻泡沫。
 疑問霧中だったけど。
 影のように思い出してしまう不朽不滅。
 あなたはどちらが好みですか?


第471章
言葉は歪んでいく

 短く簡潔にすれば不足が生まれ。
 丁寧にすれば錯覚が生まれてしまう。
 言葉が歪んでしまうのは、仕方がないことです。
 ですから、かみひこうきを飛ばしましょう。
 あれは、窓辺から飛んだ伝説の……。


第472章
心情心境を写した、写心を撮りましょう

 思い出に変わる今。
 それは、忘れやすいから。
 その時の心情心境を写した、記念写心を撮りましょう。
 なるべく多く、たくさん集めましょう。
 その瞬間が重なった時、写心は物語に変わります。


第473章
馬鹿は至高の贅沢

 馬鹿は至高の贅沢。
 賢くなればなるほど。
 進める道は限られてくる。
 だけど、限りの無い馬鹿は。
 未だ知らない未知へ突っ込める。
 それを教えてくれた、相方の速度は。
 馬鹿速い。


第474章
人の間、その狭間

 人と人の間。
 その狭間を進む、私達は。
 何でもありの決まりなし。
 絶対的な唯一の姿ではなくて。
 様々な無二の姿で今を進んでいる。


第475章
12歳の頃のような友達

 映画『スタンド・バイ・ミー』の台詞。
 12歳の頃の友人に勝る友人を。
 その後、二度ともったことがない。
 それを聴いた、相方は嬉しそうに返した。
 誰でも、いつでも、どこでもそうなのでしょう。
 きっと、今、この瞬間も同じです!


第476章
楽しいの正体見たり退屈の中

 つまんない、退屈のど真ん中。
 そこに楽しいの正体見たり。
 きっと、楽しいとか楽しさは。
 青い春のようなもの。
 終焉に辿り着いた冒険者が見る、幻想。


第477章
見る側の視点、作る側の視点

 読者の想像力は。
 作者の想像予想を超えてしまうから。
 永遠に本当の読者の視点はわからない。
 そう思っていたけど。
 それは、お互い様なのかもしれない。


第478章
ニセモノの自由たち

 自由には責任が伴う。
 そう、ニセモノはあなたに責任を要求するだろうけど。
 自由はあなたに対して、何の責任も負わない。
 一方的に、求めるだけの自由。
 それとは、全く違う自由だってある。
 ほら、あの風みたいなやつ。


第479章
勝ち負けなんか

 勝ち負け。
 それは、認められないと存在できない。
 退屈な速度にへばりつく幻。
 そんな幻を置き去りにする。
 マジな速度の前では無意味だ。


第480章
機会が一度でもあるのなら

 一度でも、機会があったのなら。
 きっと、また次の機会も巡ってくる。
 なぜなら、勝手に巡り回る地球。
 そこに住んでいるのですから。
 掴み損ねた機会も、成長して巡ってきます。


第481章
一年があっという間だって?

 一年があっという間に感じてしまう。
 もし、その現象に焦りを感じるのでしたら。
 シカトしてみてください、遠い遥か昔のように。
 これ以上、シャレてる余裕がないと。
 気づいてしまったのなら、なお、さらに。


第482章
二つの視点を操る

 経験豊富な熟練者と何の経験もない初心者。
 その両方の視点を同時に操れたら。
 そう呟いたら、相方が笑いながら返した。
 それに気づいてしまった、今。
 きっと、想像力が描いた今にも辿り着けるって。


第483章
きっかけという風を待っていた

 最初の一歩。
 それを踏み出せる、きっかけになる風は。
 今もどこかで吹いていて。
 いつか、新聞に載る。
 その日を楽しみに待てる今だって。
 どこかへ踏み出す、きっかけの一歩。
 たぶん、おそらく、きっと。 


第484章
他人と比較するな、と言いながら

 他人と比較するな。
 そう言いながら、平気な顔で。
 勝負には熱くなれ。
 そんなことを言う、一般的な台詞は。
 御伽話よりも御伽話、矛盾が夢巡している。




第485章
自分の時間は時給いくら

 自分の時給を気にするのなら。
 そのまま、永遠に。
 自分一人で生きていれば。
 誰にも貴重な時間は奪われない。
 そんな幸せが確約されている。


第486章
明日が明日とは

 明日が明日である。
 そんな保障はない。
 また明日、会える。
 そう信じていた明日は。
 今では微塵の欠片もない。


第487章
ありがとう、2021

 あっという間だった。
 まさか、ココまで来れるなんて。
 想像も予想もしなかった。
 だから、このまま。
 一年を一念に変えて。
 加速発起、爆速奮発。


0 件のコメント:

コメントを投稿

無関心は希望

 好きの反対は無関心。  そんなたわ言、誰が言ったのか知らないが。   今の私からすれば無関心は希望。  今まで気づけなかった、その未知は。  愛しの故郷、待ちきれない今は夢の今。