テツガクちゃんと肯定 2017年一覧







第1章
運命か、自由意志か?

 人生は運命によって定められているのか、それとも私達の自由意志によって決められるものなのか?
 その問題に『肯定テツガク』で挑む、全ては『存在と同時に存在しない』。
 全ては、運命であり、自由意志である!




第2章
『洞窟の比喩』

 哲学者プラトンさんの『洞窟の比喩』と、映画『猿の惑星』の物語は共通するものがあるかもしれない。
 真実だと思っていたものが、実は真実の影に過ぎず、影の実体はわからないまま。
 ですが、捉え方によっては『常に知らないことが増え続ける』とも捉えることができます。
 そうすれば、真実は『存在と同時に存在しない』のかもしれません。


第2回『洞窟の比喩』より


第3章  

 運命と自由意志が同時に存在するものであれば、どうすれば既にある運命を理想のものに変えられるか?
 運命を変えるのに必要なものは、次の自由意志!
 新しい選択による行いが、今ある運命すら変えてしまうかもしれない。
 それはとても大変なことだけど、決して不可能ではない。
 そう考えると楽しいじゃないですか? 
  



第4章

 『現実逃避』は二つの解釈ができる言葉だと思います。
 一つは、現実から逃げ出す、遠く離れること。これが一般的な現実逃避だと思います。
 ですが、もう一つ、現実へ逃げ込むことも『現実逃避』と呼べるのではないでしょうか?
 逃避する先が、現実の外なのか、それとも現実の中なのか。
 そして、視点によっても同じ決断が別の意味に見えてしまうかも?
  



第5章
タイムマシン

 タイムマシンの可能性を考える時に問題になる『パラドックス』
 特に『未来人のパラドックス』はタイムマシンを創るのが難しい、と思わせるものです。
 ですが、視点を変えれば、その問題を解決できるタイムマシンがあります。
 肉体が時空を移動するのではなく、精神が寿命を移動するものであれば、複雑で影響が大きいパラドックスを起こすことなく時間旅行が可能かもしれません!
 『肉体が時空を移動する』ことに囚われなければ、タイムマシンの可能性は広がるはずです!




第6章

 視点を変えると意外なヒント新しい世界が見えることがあります。
 行き詰った時には、今自分がマクロな視点とミクロな視点、どちらで物事を見ているかを考え、これまでとは逆の視点で向き合うとあなただけの答えが見つかるかも?
 そういう意味では、全てのことは『視点次第!』と言えるでしょう。





 SNSなどでの注意点として、常に見られているのと同時に見られていないことに注意するといいのではないでしょうか?
 本当は、そのような注意点は存在と同時に存在しないのかもしれませんね。

 



 相手の話題に反応する能力と、それがなぜ出たのかを考える能力
 この二つの能力があれば、日々の会話が楽しくなるかもしれません。
 相手に反応し、観察する。そこで自分なりの推理で答えを見つける。
 明確な答えを見つける必要はないのかもしれません。




第9章

 重力が時間の進み方に影響があるとしたら、地球より重力が軽い惑星では時間の進みが速い可能性があります。
 そうなると地球よりも進んだ文明を持つ惑星があって、その住人達は銀河の隅々を旅行しているのかもしれません。
 それだけの技術があれば、私達に気づかれることなく、地球に訪れていても不思議ではないですよね。

 彼らは目に見えないだけで、既にあなたの目の前に……。
 その存在を妖怪と呼んだり、宇宙人と呼んだり、様々ですが、未知の存在であることには変わりません。
 未知との遭遇を望む人は、出会いの一歩を踏み出すことでしょう。


第9回『宇宙人はそこまで来てるかもしれない?』より 


第10章 

 宿題で3枚以上の感想文を提出しなさい、と言われ2枚に『あらすじという本文のコピー』を書き、残りにほんの少しの感想書き続けた日々。
 明らかな水増し文章を書くくらいなら、最初から枚数制限なしにして、短い文章も評価してもらえたら自分の感想を書くことの大切に気づけたかもしれない……。

 読書感想文は枚数が大切ですか? それとも自分が感じたことが大切ですか?
 
 自分の感想を持つための練習ということに注目すると、『こうあるべき!』という概念は必要ないのかもしれません。
 少しずつでいいので、自分の考えを持ち、それを発信する練習ができる環境が増えるといいですね。



第11章 

 木星を地球という『モノサシ』で見た場合、大きさは10倍、1日が半分で、1年は11年。更に重力の影響で、時間の進みが緩やかかもしれない。何より衛星が67個もついてきます!

 木星は凄くお得な惑星かもしれません! 

 しかし、その木星よりお得な惑星が……。 




第12章
もし火星に住みだすと、こんなことが起きるかもしれない

 地球と火星では、公転にかかる時間が違います。
 公転を1年と考える場合、地球と火星では差が生まれてしまう、ということを簡単な物語にしてみました。
 
 実際はこういう問題は起きないはずですが、地球の外に出る時には『地球での常識』は置いて行った方がいいかもしれません。



 年々時間が速く進んでいる、と感じることはないでしょうか? 気づいたら、あっという間に1年が過ぎてしまう。そういう感覚。
  実はこの感覚、凄く正しい感覚かもしれません。未来に向かうほど、時間が速く進んでいる可能性が考えられます。 
 一方、人間の寿命は変わらないのかもしれません。昔から人の寿命は変わっていなくて、時間の進みが速くなったために寿命が延びた、という錯覚しているのかもしれません。 
 
 時間の進み方が速くなったのか、人の寿命が延びたのか?
 その捉え方を次第では、50年の時を生きても人の寿命で考えたらまだ25歳、と考えることができます。
 寿命が延びたのか、それとも時間の進み方が速くなったのか?
 どちらを信じたいですか?




第14章

 人が持つ五つの感覚。それを五感と呼び、その先に第六感というものがあると言われています。映画にもなった『シックス・センス』です。
 ところが、肯定さんはその先の『第七感』がある、と提唱しました。『セブン・センス』ですか……。少し早い気もしますが、 この七感は誰もが持つ感覚らしいです。それは『思考』の力。
 
 第一回の今回は、音楽から伝わる第七感の紹介です。
 みなさんは冒険に出かける時、どんな音楽を聴きますか?
 私は、『インディ・ジョーンズ』のテーマです。


第14回『第七感 その1』より 


第15章 

 第二回目は、心霊スポットでの体験を例えにして、六感と七感を説明します。
 『幽霊の視線を感じる』というのが六感で、『怨めしい』という思考を感じるのが七感と考えてみてください。『怨めしい』という思考は、そのままでは届かず、他の五感と一緒に届くのではないか? と考えます。視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚。この場合、『怨めしい』という味は適切ではないかもしれませんが。

 この七感『思考』は、音楽だけでなくイラストなどにも宿ります。
 『カッコいい』イラストを描くとき、安易にカッコいいポーズで描くより、『カッコよさ』を伝えようとする思考を込めた方が、『カッコよさ』は伝わるのではないでしょうか?



第16章 
  
 七感は音楽、イラスト以外にも文章や料理など、あらゆる場所に宿ります。
 さらに、『空気を読む能力』も七感と呼べる可能性があります。
 みなさんは『ポーカーフェイス』というのをご存知ですか? 
 無表情を貫くことで、自分の情報を隠せると思いがちですが、表情以外の場所からもあなたの『思考』は筒抜けかもしれません。

 ただ、七感でもあなたの全てが分かるわけではありません。
 分かるのは『イエスかノー』ですが、これが分かるだけでもとても驚異的なことなんです。




第17章
牛に頼らずに牛乳がつくれる

 牛に頼らずとも牛乳がつくれる、というニュースから突然、この世界は『仮想世界』ではないか? という話題へ。
 たしかに、『仮想現実』にも現実があるので、どちらでもいいのかしれません。
 私達は『現実という不思議な概念の影の中』に生きていたり?

 ところで、その現実という概念を退屈なものにしていませんか?
 例えば、何かを否定する時に、『それは現実的ではない』と言ってみたり。
 しかし、この現実と言う概念こそが、存在しない幻の幻実かもしれません。
 それを持ち出し、何かを否定するのは、随分おもしろい冗談ですよね。
 
 現実は私達が想像する退屈な概念とは程遠く、本当は夢中になれる幻実だと思いませんか?




第18章
私たちは『時空』という道を進む 

 13章の話からその後の仮説です。
 これまで、時間の流れが年々速くなるのではないか? と考えていましたが、新しい説では『そもそも時間は流れてない』と考えます。
 時空という言葉。その空間が勝手に流れないのに、時間だけが勝手に流れてしまう。
 それよりも時空はお互い動かず、私たちが時空の中を進む、と考えた方が自然ではないでしょうか?
 
 そう考えれば、『同じ時間でも感じ方が違う』という現象にも説明がつきます。
 もし、時間が流れるのなら、時間の神様が「あの人は20歳を越えたから、時間の流れを早くしてあげよう」と思い、時間を早めているのでしょうか?
 それよりも、『時空は動かない』と考えれば、その時空の中を歩く速度やタイミングが人それぞれ違うから、同じ時間でも感じ方が人それぞれ違う、と説明できます。




第19章
北を指さない羅針盤

 『パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズに登場する『北を指さない羅針盤』は誰しもが持っているものかもしれません。
 そうです。それは『人生の羅針盤』です。人生には『北という常識』はありません。
 ところが、そのことを忘れて、ついつい人生において、北という幻を探しがちです。
 
 あながた今も持っている羅針盤は幻を示す羅針盤ですか? それとも『今、自分が必要なモノ』を示す羅針盤ですか?
 もし、後者の羅針盤をどこかにしまってしまったのなら、  『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを観てみてください。なくした羅針盤が見つかるかもしれません。

  それが見つかったら、自分の羅針盤が示す先へ船を出して、人生の大海原を冒険してみてはいかがでしょうか? そんなことを思わせてくれる映画です。




第20章
心理テストだよ 映画『16ブロック』より

 映画『16ブロック』に登場する心理テストから、心理テストの楽しみ方についての話題です。
 選択肢の中から答えを選んでもらうことが、心理テストの楽しみ方の基本だと思いますが、自分で別の回答を考えて提示する。そういう楽しみ方をもっとしてもいいのかもしれません。
 心理テストはコミュニケーションの一つだと思いますから。 自分の考えを提示することも大切です。

 ところで、あなたならこんな時どうしますか?
 嵐の中、車でバス停へ向かう途中、困っている人が3人がいます。
 1人目は今にも死んでしまいそうなお婆さん。
 2人目は命の恩人の大親友。
 3人目はあなたの理想の女性。
 あなたの車は二人乗り、あなたは誰を乗せますか?





第21章
映画『スリーデイズ』より『ドン・キホーテ』の解釈

 映画『スリーデイズ』からジョンの『ドン・キホーテ』の解釈の話題です。
 理性ある人間の心は、破壊的な考えに凌駕される。理性を失った方が人は強くなれるんだ。
 人は社会に秩序を構築し、時計や暦を発明し、天気も予測し始めた。
 ところが、人の人生を支配するのは当人ではない。
 もし、人が自分だけの現実を生きようと決意したら、それは狂気と呼ばれる――だが、絶望に生きるよりマシだ。


 というジョンの解釈を考えると、たしかに人が『自分の世界』を生きることが狂気の沙汰で、社会の秩序を守るための人生を捧げることが正しい生き方いうのは、その社会の方が狂気じみているのかもしれません。

 あなたはどうしますか?
 自分だけの現実を生きるか、それとも社会の秩序を守るために人生を捧げるか?




第22章
この世界でも量子力学は働いている

 『シュレーディンガーの猫』という例え話をご存知でしょうか?
 箱に猫と毒入りの餌をいれ、箱のふたを閉めた時、箱の中の猫はどうなっているのか?
 そこには『死んでいるのと同時に生きている猫』がいる、と考える話です。
 量子力学の世界では、観測するまでは全ては曖昧なものになるそうです。
 一見、私達の世界では縁がない話のように思えても、この法則はきっとこの世界でもちゃんと働いています。今回はその話題です。



第23章 

 『第七感』『思考』は……スター・ウォーズの『フォース』!?
 フォースの本質を、『相手の思考を読む力』と解釈すると、それは私たちも持っている力。
 スポーツやゲームなどでも基本の能力のひとつで、さらに日常生活でもよく使う能力です。
 そう考えると、あなたもジェダイマスターになれる可能性が!?
 信じる者は、シンジツを掴み、それを創る。この説を信じる者は、みんなジェダイの騎士。




第24章
フォースと同化、思考と同化

  『思考』は作者の死後も残るのか?
 その答えは、今も残っている過去の作品の中にあるでしょう。きっと、そこには今でも理解できる思考が、あなたを待っているのではないでしょうか?
 そう考えれば、やはり個人の思考は作品に宿り残り続ける、と考えることもできるでしょう。そうフォースと同化し、その中で生き続ける精神を持つジェダイのように。
第25章
金のなる木

 みなさんにとって、『お金のなる木』はなんですか?
 そんな木はない、と考える方もいると思います。
 この考えの本質は、視点の違いです。それは『価値を買う側の人か、価値を見つけ与える側の人か』。その違いです。
 そのことがわかれば、あなたは自分の『リンゴの木』を手にすることができるでしょう。
 

第25回『金のなる木』より


第26章
夏といえば怪談

 夏といえば怪談ですよね。『四谷怪談』、『番町皿屋敷』、『牡丹灯籠』など有名な怪談がありますが、『牡丹灯籠』というお話。凄く美人な女性ですが、その人の側にいるとどんどん生気を吸い取られ死んでしまう。このお話、あなたならどうしますか?
 私はもちろん一緒にいます。だって、凄く美人な女性が死後という未知の世界での最初の友人兼案内役になってくれるなら、それも素晴らしいじゃないですか?





第27章

 世界観は人それぞれあります。美少女、名声、ビッグマネー全てを手にして、世界まで変えてしまう。そんな物語の主人公が活躍する世界。一方、様々なモノを失い、その中でどうしても失いたくないものを必死に守る。傷だらけでボロボロの主人公。生きるとは厳しいこと、と呟く世界。これらの世界、どちらが真実なのか?
 それは全て選択肢の問題。あなたがどちらの世界を見たいか、という意志の選択で全ては決まる。だから、他人の世界観に染まる必要はないのです。
 なぜなら、真実はイデアの『影』に過ぎないのだから。




第28章
はっきりとした夢 

 睡眠中に見る夢には、様々なモノがあります。夢の中で、これは夢だと気づく夢、夢の中の体験がリアルな夢、起きたら忘れてしまう夢、起きても忘れられない夢。
そんな夢を見せる睡眠の時間。夢と睡眠には不思議がいっぱいですが、こんな仮説を考えました。睡眠の時間に見る夢は、『別の自分が選択した世界を覗く時間』という説です。
 あなたが見ている今の世界は、違う自分が選べなかった世界なのかもしれません。




第29章

 人は『死後の世界』でも生きていく姿を想像してしまう。そこが地獄でも天国でも、新しい場所で新しい営みがある、と考える。
 しかし、生前とは逆の死後という概念では、何もない虚無感の方が、それに近いような気がする……。
 どこでも生きようとする姿は、生物である人の宿命なのかもしれない。私達はどこであれ、生きようとしてしまう。
 あなたにとって、死後の世界という概念はどんなものですか?




第30章

  何事も諦めたらそこで終わってしまいます。それは誰もが知っていることだと思います。では、『どうすれば始めることができるのか?』試合開始を決めるのは何か?
 それは『何かを始めよう、挑戦しよう』と思う精神の行いが試合開始を決めるのではないでしょうか?  
 新しい試合の始め方を知っていれば、この先も大丈夫です。
 どんな酷い試合でも、また新しい試合を始めればいいのです。あなたがそれを望む時、また新しい試合に挑戦できます!




第31章

 人は『世界の果て』を探す旅人ではないでしょうか?
 それは永遠に手にすることができない。なぜなら、地球が丸いからです。丸い地球で地平線、水平線の果てを探しても、始まりの場所に戻ってきてしまいます。
 そんな時、あなたならどこを探しますか? あなたは今『エンド・ライフ号』の船長です。どこへ舵を取りますか?

 いつか、キャプテン・テツガクちゃんが操る『エンド・ライフ号』が水平線の先を越える物語をお届けできる日に向かって進んでいます。 




第32章

 『寿命にはいつか果てる』と思いがちですが、実はその果てがないかもしれません。
 なぜなら、私達にとって『死後の世界』は観測したいけど、観測できない世界だからです。
 だから、既にここが『死後の世界』で、そのことに気づかず、生きていると信じ、この世界とは違うところに、『死後の世界』があると思い込んでいるのかもしれません。
 その勘違いが永遠に続く可能性も……。なぜ、永遠に続くと考えるかは、次回、33章をお楽しみに。


 

第33章

 『輪廻転生』という言葉をご存知でしょうか?
 輪が廻ると書いて、輪廻。それは私達の地球も同じです。球体の地球は自転しながら公転します。その球体に住む者の運命は、球体同様に果てがないのかもしれません。
 地平線や水平線をどこまで追いかけても、その果てが現れないように。私達の寿命も……ミクロな人生の果てはあっても、マクロな人生の果てはない可能性があります。




第34章

 第七感を提唱しましたが、実は人の感覚は既に八つあるらしいです。
 五感の他に『意識、潜在意識、無意識』の三つがあり、合わせて八つの感覚がある。
 さらに、シュタイナーさんという方が『思考感覚』というのを提唱していた為、七感は既にある、ということでした。
 しっかり下調べをせずに申し訳ありませんでした。


第34回『第七感の補足』より 



第35章
世界の果ての補足
  
 世界の果ての話の補足です。
 もし、地球が6つの面を持つ立方体だったら、その『地球の果て』はどこになるのか?
 この場合、きっと水平線や地平線の先に、新しい面があるはずです。AからBという新しい面が

 6つの面があれば、地球の中に果てが生まれ、それを越えた先に『新しい世界』があります。
 ただ、その面が増えればどうなるでしょうか? 正12面体、正20面体と面が増えるごとに、ある図形に近づきますよね……?



第36章
地動説から天動説へ

 地動説が広まった現在ですが、天動説が間違いだった、と決めるのは早いかもしれません。
 なぜなら、その二つは、ある意味『存在と同時に存在しない』可能性があるからです。
 つまり、全ては視点で決まる、ということです。どちらも正しく、どちらも誤り。

 そして、これは人生にも言えますね。
 あなたの人生は地動説? それとも天動説? 
 そのどちらを選ぶか、決めるのは自分自身です。



 
第37章
カオス理論から日々の行いを考えよう

 カオス理論の『バタフライ効果』をご存知ですか?
 南アメリカで蝶が羽ばたけば、テキサスで竜巻が起きる。
 そんな感じの考え方です。
 これは、目の前の結果とは一見無関係な要素が実は影響している、ということです。
 そう考えると、私達の日々の行いが、全ての結果に影響を与えている可能性が……。




第38章
カオス理論に隠れた二つの永遠 

 カオス理論の中には、二つの『永遠』があります。
 一つは、最終的な結果は『永遠』にわからない、ということです。
 そして、もう一つの永遠。それは『曖昧と同時に明確』という状態が『永遠』に続く、ということです。

 それは運命と自由意志の関係性にも似ていて、全ては『存在と同時に存在しない』とも言えるかもしれません。




第39章
秩序の中の混沌、混沌の中の秩序

 秩序だった世界に小さな混沌が現れると、その秩序は混沌に呑み込まれてしまいます。
 しかし、その混沌の中に『新たな秩序』が生まれます。
 そうです。その混沌としている状態が新たな秩序なのです。




第40章
牡羊座と山羊座の二人 

 12星座には、それぞれ違う性質が記されています。
 あなたの星座と自分の性格には、どれくらいの共通点がありますか?
 もし、ないのであれば、どの星座と共通点があるのか。それを探したりすると楽しいと思います。

 それから、その12星座の一つ一つにある物語はとても興味深い話です。
 例えば、上半身が山羊で下半身が魚の山羊座の物語とか、空飛ぶ黄金の羊の物語など。
 そして、13番目の星座、蛇遣い座。




第41章
神の子であり、同時に悪魔である 

 みなさん、昔、山羊が悪魔の象徴と考えられていたことをご存知ですか?
 羊飼いのキリストの指示に従い動く羊を迷える子羊と表しました。一方、その羊飼いの指示を無視して高いところを目指す山羊を見て、あれは悪魔の声を聞いているのに違いない、と昔の人は思ったそうです。
 牡羊座のテツガクちゃんと山羊座の肯定のコンビは、『神にも悪魔にもなれる』存在かもしれません。
 
 


第42章
映画雑談『タイトルとラストシーン』

 今回は映画の雑談ということで、『タイトルがラストに繋がる』展開についての話題です。
 2016年の話題作の『君の名は。』と、2008年の『ダークナイト』という二つの作品から、同じ展開でも受ける印象が違うことについて考えます。
 同じ展開でも、ほんの少し違うと印象が変わると思います。
 ※どちらもネタバレ注意です。




第43章
子供の時に信じていたもの……あなたは、まだ守れていますか?

 映画『メン・イン・ブラック2』の中にある一つの台詞。
 「子供の頃……いわゆる世の中の常識に染まる前、『何かがいる』って心の中でわかってた」
 という台詞から、成長と共にヒーローを信じる心や、宇宙人や幽霊などの、"今"目には見えない存在を信じる心を、どこかに置いてきてしまったのではないか? と考えます。
 目には見えないものを信じる心はとても大切です。
 もし、それをどこかに忘れてしまった、と気づけたら大丈夫です。
 その心は意外と近くにまだあって、 あなたが再び手にする日を待っているはずですから。


第44章
もし、生命が永遠なら?

 もしも、命が『無限の命』だったとしたら、その命に価値はないのでしょうか?
 限りあるから素晴らしい、という言葉は素敵ですが、必ずしも限りあることが素晴らしいわけではないと思います。

 これまでとは違うものを認められる。そんな『慣用性』『本当に大切なものは何か?』と考える力。
 それらがあれば、『新しい可能性』という世界が見れます。
 そうです。『無限の命』が当たり前の世界だって、近づくかもしれません。
 その時、あなたはどうしますか?



第45章
プライドは……。

 『プライド』にどんな印象をお持ちでしょうか?
 プライドは人に悪影響を与えるから、持たない方がいい、と考える人もいると思います。
 ですが、こう考える人もいるようです。
 「永遠に生きるってのはどうでもいいことだ。肝心なのはプライドを守ることだ。永遠に」
 
 もしかしたら、私達はプライドについて、少し誤解しているのかもしれません。



第46章
思い込みは……。

 『思い込み』は時々、自分を縛り付けてしまうらしいです。
 そして、その思い込みはなかなか消えないそうです。

 一度、持ってしまった思い込みを消したりすることは難しいことですが、その思い込みを少しずつ変えることはできる、と思います。そのことに気づける。その『気づき』が、思い込みを素敵な魔法に変えるかもしれません。





第47章
見たこと聞いたことの半分は信じるな 

 見たことや聞いたことは、それを『自分で確認するまで』は、半分だけ信じるのがちょうどいいのかも知れません。
 そして、どんなことも『最も遠い道のりが、一番の近道である』だと思います。




第48章
夢の中での感情 

 なぜ、夢の中でも『本物の感情』を抱けるのか?
 それが夢だとわかっていても怖かったり、嬉しかったりするのか?
 もしかしたら、私達はずっと夢の中で生きているから、『感情』を抱くのかもしれません。
 そうです。これを目にしているこの瞬間も、実は夢の中だったり……!?




第49章
人は誰しも魔法使い

 人は『誰しも魔法使い』です!
 そうですね。自分にとって理想の人を絵に描いてみてください。
 その絵が描かれた瞬間、あなたのそのイメージは、空想の境界を越え、実体化します。
 もし、魔法がないのなら、あなたのイメージは空想の境界を越えることはありません。
 だけど、その境界は越えられるのです。

 遠慮することはありません。その境界を何度も越え、たくさんのイメージに会いに行きましょう!
 きっと、楽しいですよ?
 そんな楽しいことを実現する魔法は誰もが持っているんです。 




第50章
なんてことない毎日を特別にできたら 

 第45章のプライドの話題の続きです。
 『アイカツ!』のED曲の『カレンダーガール』のように、『なんてことない毎日』を特別にできたら、それがプライドかもしれません。
 そんな楽しくて特別な毎日を過ごしていく。そんなプライドも素敵ですよね。

 
第51章
音楽を奏でるのは

 たくさんの人が奏でる音楽と、一人で作る音楽。
 同じ曲でも二つの音楽に違いを感じることはありませんか?
 一人で作られた音楽に少し物足りなさを感じたり? 
 それは『鼓動の数』の違いかもしれません。
 音楽を奏でるのは人の鼓動。『スイートプリキュア』でもありましたよね。  





第52章
戦う相手は自分、希望をくれるのは他人

 ライバルに負けたくない、と思うことは素晴らしいことです。
 しかし、戦うべき相手は他人のライバルではなく自分自身。
 一方で、そんな自分に希望を与えるのは常に他人です。
 自分は惑星のように自身を惑わし、その星を輝かせるのは太陽という別の星。
 そういうわけで、困った時は自分にとっての太陽のような存在を探してみるといいかもしれません!




第53章
物語に必要なもの

 物語に必要なものはなんでしょうか?
 素敵な文才でしょうか? 緻密な世界観や設定でしょうか?
 きっと、その答えは様々だと思います。
 私が必要だと思うものは一つです。それは……。



第54章
物語の世界を広げるには

 物語の世界を広げていく、そのためにたくさんの設定を考えていく。
 そういうやり方もあると思います。
 ですが、一度に設定や世界観を決められない場合、違うやり方で世界を広げることもできる、と思います。
 それは……牡羊座的なやり方で、『考えるよりも動かす』
 遠慮せず物語を進めれば、世界が広がっていく、と思います。





第55章
ありがとう2017年

 2017年を振り返ってみると様々なことがありました。
 そんなことを話しながら、この『大晦日』は他の日と何が違うのだろうか。
 どの一日にも始まりがあり、終わりがある。
 ある意味、毎日が大晦日なのかもしれません。













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無関心は希望

 好きの反対は無関心。  そんなたわ言、誰が言ったのか知らないが。   今の私からすれば無関心は希望。  今まで気づけなかった、その未知は。  愛しの故郷、待ちきれない今は夢の今。