テツガクちゃんと肯定 2019年一覧









第110章
よろしく2019年

 私達は『当たり前』をコレクションしています。
 なんてことない日々、そんな普通の一日を積み重ねた時、それは特別になる。
 どこでそうなるのか、『普通の果て』はどこにあるのか?
 そんな不思議を探すためにも、今年も当たり前をコレクションします。
 『あたコレ』始まりです。




第111章
どうにもならないこと

 2019年からの目標として、『どうにもならないこと』を考えないことにしたいです。
 例えば、『明日の予定』など。
 昨日や明日は目には見ませんから、今日だけに集中できるように。
 ほんの少し、難しいですが……そんな風に乗りたいです。




第112章
夢幻と永遠

 ポルノグラフィティの『Mugen』の歌詞に面白い詩があります。
 『この世界が夢、幻だとしたら?』という部分です。
 そこから、意外にもこの世界にはたくさんの『ムゲン』があることに気がつきました。


第112回『夢幻と永遠』より


第113章
22℃

 『22℃』という変わらない温度。
 だけど、それは季節によって受け止め方が変わります。
 そんな季節や年代によって変わる『宝物』をたまには探しにいきましょう。


第113回『22℃』より


第114章
音速ジェット
 
 私達は『音速ジェット』の世界に生きています。
 そうです。『人間マッハ』です。それどころか、光速列車も走っています。
 そんな音速や光速よりも速い速度を操る私達。
 随分、のろまな世界ですが、そんな穏やかな時空もいいですよね。


第114回『音速ジェット』より


第115章
気持ちの速度

 おそらく、光の速度よりも速い『気持ちの速度』。
 速すぎて、遅いのか速いのか、その境界線も曖昧に変えてしまう速度。
 さらに、同時にいろんな方向へ走れる速度。
 それが『気持ちの速度』だと思います。


第115回『気持ちの速度』より


第116章

 『からかい』には二つの種類があると思います。
 計算して相手を困らせるタイプ、無意識な行動から相手が勝手に『からかい』の影を見るタイプ。
 あなたは、どの『からかい』が好きですか?




第117章
人は幻を見ている

 写真と実際見た景色、その印象が違うことがあったり。
 それは幻を見ているからかもしれません。
 「友よ、突き進め。もう一度!」
 という台詞の世界、あなたにはどんな幻が見えていますか?



第118章
人は幻を好む

 人は様々な幻を好むようです。
 プロレス、テレビ、ネット、人がすることには全て脚本があります。
 私達は神話のように誇張された、描きかけの神話の世界に生きているようです。 


第118回『人は幻を好む』より


第119章
面白いは幻

 人として、『面白い』ものを創りたくなる気持ちは大切です。
 しかし、残念なことに『面白さ』は幻です。
 そんな幻は創ったり、誰かに見せる時より、夢中で追いかけている時が一番輝いているようです。


第119回『面白いは幻』より


第120章
ロックンロール 

 『ロックンロールとは?』
 これは、ちょっとした挨拶になるくらい面白い質問です。
 その答えは人の数だけある、不思議な話題。
 私の答えは『飽きないもの』です。あなたの答えはなんですか?




第121章
時代というロックスター 

 『時代』はとても大きく偉大なロックスターです。
 そのスターの歌は永遠に巡り、回り続けています。飽きることなく。
 あなたは、そんな『時代』というスターのどの歌が好きですか?




第122章
トタン屋根に投げる

 どうでもいい味のアイスクリーム、やみつきになる甘さのアイスクリーム。
 そんなアイスクリームをトタン屋根に投げれば、夜の扉の先に何か面白いことが待っている気がします。




第123章
とうの昔に 

 とうの昔に。それは唐の昔の物語です。
 こんな感じで物語の枕詞に使えたら、平らの昔や西の昔という新しい枕詞がつくれそうです。
 言葉で遊んでみると、面白い世界が見れますね。
 例えば、『福水盆に留まらず』とか。


 第123回『とうの昔に』より


第124章
無視、賞賛、批判の先には?

 無視、賞賛、批判。批判されるのは一流というのは、どの視点のことでしょうか?
 言われる側? それとも言う側?
 もし、言う側なら一流の批評家がたくさんいます。
 ということは……一流の表現者も多いということですね!


第125章
25年連続 

 日本で7年連続、アメリカで10年連続。あわせて17年間、守備のタイトルを守り続けたイチロー選手はとても凄い選手です。
 ですが、25年間ある存在を守り続けた方もいます。
 そこには、私達には知りえない、秘密の記憶がありそうです。


第125回『25年連続』より


第126章

 『人は一人では生きていけない』というのは、きっと正しいことです。
 なぜなら、人は常に一人ではないからです。どんな時でも。
 だから、孤独という幻に落ちることは不可能なのですが……それを可能にしてしまうのが、人という魔法使いなんですよね。
  



第127章

 鳴かぬのなら……その先の言い回しは人それぞれ違います。
 私なら『忘れてしまえ、ホトトギス』と答えそうです。
 あなたは、どんな言い回しで答えるのでしょうか?
  



第128章
ラジオスターの悲劇の先

 『ラジオスターの悲劇』という歌の先の現在は、『テレビスターの悲劇』でしょうか。
 その次は、『ネットスターの悲劇』。その次は……。
 ですが、このまま悲劇で終わってしまうのでしょうか?




第129章
詐欺師からの挑戦状 

 当たり前という詐欺師が訊ねる、旅の目的。
 終焉に向かう旅の中で、限られた借り物の時間の中で、何をするのか?
 その答えは、ほんの少し難しく、とても簡単なこと。あなたの答えは?



第130章
やりたいことをやる

 やりたいことをやる。それは、とても大切なことだと思います。
 例え、既に誰かがやっていても、面白くないと言われても、無視されても、全て関係ない、と蹴り飛ばして突き進めるような。そんなどうしてもやりたいことが。
 あなたにとって、その燃料はなんですか?




第131章
英雄にはなれないけど

 特別な英雄にはなれないけど、普通な自分にはなれる。
 とても当たり前なことですが、底が見えない深淵。
 その底には面白そうな英雄伝が眠っている。そんな気がします。




第132章
逆転の視点 

 もし、明日が世界の終わりなら何をするのか?
 これは、よく耳にする質問です。同じ質問では飽きてしまうので、たまには違う質問を。
 もし、今日が永遠なら何をしますか? 


第132回『逆転の視点』より


第133章
からかい? それともやさしさ? 

 一つの行いにからかいとやさしさを見る。
 からかいの中にやさしさを見たり、やさしさの中にからかいを見たり。
 そんな二つの中間、曖昧な風が夢の中で吹いた、今日この頃です。 


第134章
自分の旗を掲げよ 

 プレゼントされた一つの白旗に何を見ますか?
 『敵意はありません』という気持ちでしょうか、それとも 『降参しなさい』という気持ちでしょうか?
 白旗は一つでも、見える世界は様々。そんな幻も大切ですね。




第135章
『なのです』は苦手です

 『なのです』という語尾。
 本来は可愛らしい語尾なはずなのに、なぜか感じてしまう圧迫感。
 最近、その正体に気づいてしまいました!


第136章
心配する詐欺師

 きっと、世界は詐欺師が描いた詐欺師の城です。
 今日もまた、詐欺師はあなたが心配なんです、と言いながら近寄ってきます。
 そして、ああしなさい、こうしなさい、それをしちゃダメと言います。まるでMr.マネーのように。




第137章
似てしまう……
 
 継続していけば、どこかで過去と似てしまうこともあります。
 それは仕方がないことなのかもしれません。
 ですが、その似てしまった何かを煮詰める、そんな煮物の作り方を今ここで考えます! 




第138章
二つの煮詰める

 『煮詰める』という言葉にどのような景色を見ますか?
 完成まじかで休む煮物でしょうか? 完成を求めて彷徨う煮物でしょうか?
 一つの言葉に様々な景色が見える、『煮詰める』という蜃気楼。




第139章
Mr.ジョーンズ
 
 『Mr.ジョーンズ』をご存知でしょうか?
 目の前で確かに何かが起きてる。それはわかっているのですが、それが何なのかわからない。
 鏡を覗けば会える、 『Mr.ジョーンズ』です。


第139回『Mr.ジョーンズ』より


第140章
唯一無二

 『唯一無二』という言葉は少しだけ曖昧な匂いがします。
 絶対的な唯一のようで、二つとない無二。
 それは一つとは限りません。
 

第140回『唯一無二』より


第141章
落とし穴に落ちないと

 『経験をしないと語れない』と言うのなら。
 私達には戦争について語る資格はありません。
 戦争を語るために戦争をする、そんな落とし穴に落ちる必要があるのでしょうか?




第142章
きれいな世界とは?

 『きれいな世界』、それは特別だから『きれい』なのではなく。
 全てが当たり前だから、『きれい』と感じるのかもしれません。
 あなたにとっての『きれいな世界』はどんな景色ですか?




第143章
重ねる力

 重力、それは『重さの力』とは限りません。
 何かを『重ねる力』も重力です。
 重ねることであらゆることを歪ませてしまう、そんな重力もあるようです。


第143回『重ねる力』より


第144章
留まる力 

 この世界には『留まる力』の留力の錨があるようです。
 錨をあげれば、重力の定めすら無視して、遠い場所へもひとっ飛びです。
 戻りたくなった時は、留力の錨を降ろせば戻れます。


第144回『留まる力』より


第145章
全てのことは歪む、あれは伝説の過未飛行機
 
 あらゆる全てのことは歪み、よじれ、ねじれ、急旋回して、揺れて、乱れる。
 あれは伝説の過未飛行機。
 この世界ともそろそろ……。


第145回『全てのことは歪む、あれは伝説の過未飛行機』より


第146章

 誰もが銀河星雲を進む、夢中な夢の旅のチケットを持っていると思います。
 同じチケットでも形は様々な唯一無二のチケットです。
 あなたにとって、そのチケットはなんですか? 


第147章
人として笑顔で

 人としてお別れの時、自分はどんな顔をしているのだろうか?
 なんとなくですが、私にはその答えがあります。
 それは、『エルビス(仮)』という歌のような答えです。


第148章
歪みの魔法

 三角形は歪みの象徴かもしれません。
 支えられるはずのない力を支えてしまう、そんな歪みです。
 何かを重ね、可能性が大きくなり、歪みの力も大きくなる。
 そんな三角関係の三角形です。


第148回『歪みの魔法』より


第149章
スターはどんな気持ちなんだろうか?

 憧れの流れ星を見た夜、そのことを忘れない私。
 一方、流れていったスターは私のことをどう思うのでしょうか?
 そんなことを考えた時に出会ってしまった、『ムカンシン』という言葉の奥の方です。




第150章
二つの眼と一つの口

 目や耳が二つあるのに、なぜ口は一つしかないのか?
 それは、二つの目で二つの光を選び、そのどちらかにある一つの『シンジツ』を口にするためかもしれません。
 一つだけど、一つとは限らない、そんな『シンジツ』を口にして語るために。 




第151章
不死の神々
   
 映画『タイタンの戦い』で語られた不死。
 人が神々を信じる限り、神々の命は永遠。
 この面白い考えのお蔭で、より自然体な不死に出会ってしまいました。


第151回『不死の神々』より


第152章
幻の蜂蜜のように 

 人が創る物語は蜂蜜に似ています。
 ただ花から蜜を集めるのではなく、蜂の体内で変化させたものが蜂蜜。
 物語も誰かの影を自分なりに変えたものだったり。


  第152回『幻の蜂蜜のように』より


第153章
過未(カミ)の合わせ鏡

 私達は過未(カミ)の合わせ鏡の狭間で踊る、踊り子のようです。
 過去と未来、その間にある現在という今。
 過未の合わせ鏡が映す、狭間の今はどんな姿ですか?




第154章
ありがたい自己責任が説く、自業自得の真理 
 
 私には『自己責任』や『自業自得』が見えません。
 それらは、立派な人だけが味わえる幻の水あめです。
 だから、私にはその味がわかりません。




第155章
原点にして頂点という歪み 
  
 『原点にして頂点』。
 それは、ほんの少し歪んだ不思議な景色でしょうか?
 それとも自然な景色でしょうか?
 そんな疑問に出会えたら、『唯一無二』の答えとも出会えそうです。 

    


第156章

 『ナイトミュージアム』という映画に登場するルーズベルトさんの台詞。 
 「私は蝋でできている。きみは何でできている?」
 あなたはこの質問になんと答えますか?




第157章

 『君は何でできている?』という質問と向き合う時。
 隣には、異世界から来た誰かがいるのかもしれません。
 それは物質世界とは違う。遠いようで、もの凄く近くの世界の住人です。




第158章
努力は報われる

 報われない努力は基本的にはないようです。
 もし、本当に『努力が報われない』と思うのなら、その事実が報いです。
 そして、それは三流の世界の一歩のようです。


第159章

 字を刻みながら時を刻む。
 そのまま、自が持している事をこの地に示す。
 それは、どこか璽に似ています。


第159回『字を刻みながら時を刻む』より


第160章

 時空という丸い惑星があります。
 西には過去が、東には未来がある惑星です。
 もし、そのどちらかに旅人が出かけたら、旅人は永遠に同じ方角へ進むのでしょうか?




第161章
まるで目覚めるように

 最近、悪い夢から抜け出すことが増え……。
 いや、抜け出すというよりは、まるで目覚めるように違う夢へ。
 きっと、この旅に境界線はなかった。ずっと、なかったんだ。


第162章
勝南の風が吹いている 

 敗北が北へ向かうのなら、南へ向かう風に乗りましょう。
 それは伝説の『勝南の風』です。
 殿、今こそ決断の時、3時10分です。 




第162章
忘却を喰らう忘却の暴君

 忘れ去ることを忘れる、忘却を喰らう亡者。そんな『忘却の暴君』に出会った。
 そして、別の方角から違う影。
 あの影こそ……『雀のジャック船長』。
 



第163章
虹雷が光来

 虹雷は虹と雷なのか?
 それとも、虹色の雷なのか?
 そんな秘密が増えた瞬間、虹雷が光来しました。


第163回『虹雷が光来』より


第164章
二つのそれきり

 二つの『それきり』に出会いました。
 変わらず二度と会えない、唯一の『それきり』。
 変わり続け一度きり、無二の『それきり』。
 その『唯一無二』の『それきり』が突き抜けていく。突き抜けたきり、もう、それきり。




第165章
ナックルボールのように

 無から夢が生まれる。
 その軌道と速度はナックルボールに似ているような気がします。
 4つの『ムチュウ』で繋がる世界を、ゆらゆら揺れて乱れる伝説の球種です。




第166章
メビウスの輪を描く人生

 人生は『メビウスの輪』に、ほんの少し似ています。
 表と裏、その二つが『存在と同時に存在しない』、中間色のような状態。
 もし、それが表と裏に別れてしまったら……。
  



第167章
何もない世の中も悪くないかな

 何もないからこそ、生まれるものがある。
 やっと、そんな景色が見えて。
 ほんの少しだけ、何もない世の中も悪くないかな、という気持ちに出会いました。




第168章

 読者を作家に変えてしまう、奇術師の魔法。
 『トム・ゴードン効果』。
 全ては、『あらすじ』という呪文が決める、ステキな魔法です。




第169章

 無限の色彩で描かれた、騙し絵。
 この世界は、そう表現するのがテキトウかもしれません。
 決断を迫るモノクロ的な考えさえも、カラー的な騙し絵だったり。




第170章
ほんの少しだけ遠い

 ほんの少しだけ遠い距離感。
 それは、物語の登場人物との距離感と似ている。
 会うことができないから、忘れることができない距離。



 
第171章
溢れているから難しい

 溢れているから難しい。そんな景色もあるようです。
 例えば、探しものや時代に楽園。
 それらは、溢れているから見つけるのが難しいものです。




第172章
論外の世界

 『論外の世界』。
 それはとてもステーキな世界です。
 なぜなら、そのステキさを論ずる必要がない世界ですから。


第172回『論外の世界』より


第173章

 騎士道物語を読み過ぎ、騎士になりきってしまった誰か。
 そんな誰かと私達は似ています。
 ただ、読む愛読書が違うだけで。  




第174章

 もし、思い出に色があるのだとしたら。
 きっと、それは曖昧な中間色。
 昨日ように思いだすけど、本当の昨日は忘れていた曖昧な色。




第175章

 慈悲深いのは、きっと悪魔でしょう。
 一方、無関心で無慈悲で無教養、無邪気なのが神様でしょう。
 その神様の居場所は、明かさない方がいい事件です。 


第175回『慈悲深い……』より


第176章

 人は目印のない場所では、真っ直ぐ歩けない。
 自然と利き側の方へ曲がり、円を描いてしまうから。
 もし、そうであるのなら、一直線の真っ直ぐの方が幻想なのかもしれません。




第177章
励ますクツワムシもいないけど
 
 励ますクツワムシもいない路上の道。
 底が抜けたアメリカの夢に、走るカラッポのバケモノ。
 『情熱の薔薇』もビックリな道、その上を二人、歩きたい。



 
第178章
類は類を呼ぶ

 『類は類を呼ぶ』、これは真実の味がする言葉です。
 気分じゃないと連呼すれば、気分じゃない何かが集まる。
 類が友だけを呼ぶとは限りません。何かの類も集めるようです。


第178回『類は類を呼ぶ』より


第179章
放浪的な狂詩曲な景色

 慈悲深いベルゼブブさんのご好意で、『ボヘミアン・ラプソディ』。
 その景色に出会えました。放浪的な狂詩曲の景色です。
 本当に大切なもの。それは全くありませんでした。




第180章
才能なんて

 才能なんて、ありはしない幻です。
 それは、誰に対しても等しく平等な当たり前です。
 そして、人が幻を信じる事が好きなことも同じ当たり前です。
 ですから、大切な意志だけは手放さないように。


第180回『才能なんて』より


第181章
上昇気流に乗って、舞い上がる

 気流に乗って舞い上がる、そんな気持ちがあれば。
 たいていの壁は、乗り越えられるはずです。
 大きく見えた、あのトリックの仕組みですら簡単に。


第182章
怖いものは? 

 誰にだってあるかもしれない、怖いという幻。
 それは、立ち止まって、静かに見つめれば消えてしまう。
 そんな幻かもしれません。


第182回『怖いものは?』より


第183章

 実体験とドラマ。そこを隔てる壁はないようです。
 ドラマの登場人物が、自分が物語の中にいる。
 そんな自覚がないことと同じように、私達も。




第184章
一ヶ月

 今年も残り一ヶ月ほど。
 目の前に残された、その一ヶ月。
 そこで何を見るか、それは一つとは限らないようです。


第184回『一ヶ月』より

 
第185章 
電光石火を超えて

 重力や恐怖心などの留める力、留力。
 それを突き抜けてしまう、電光石火を越えた速度。
 誰もが持っているその速度で、何かを突き抜けた。
 そんな確かで、幽かな夢のような景色に出会いました。




第186章
大人のふりに夢中になっても

 偉く大きな人、そんな偉大な大人のふり。
 それは、全てを忘れて夢中になれる楽しさでしょう。
 ですが、その楽しさ以上に大切なものもあります。
 例えば、子供的な適当な視点とか。




第187章
物語の重力

 瞬間を重ねて、字を刻みながら時を刻む。
 それらを重ねてできる、物語にも重力があるようです。
 特別な理由もないのに、引き寄せられてしまうような。
 そんな力です。


第187回『物語の重力』より


第188章
何かの問題を訴える、いかにも大人っぽいこと

 惑星が温暖化しているのだとしたら。
 それは惑星の勝手だろう。
 それを問題と訴えるのは、大人っぽい何か。
 薄いラベルじゃ、下心も隠せない。




第189章
時間という幻

 みなさんがご存知のように時間は幻です。
 時間は、その場所の太陽の位置を示すものです。
 だから、21時は世界中どこでも夜なのでしょう。


第189回『時間という幻』より


第190章
矛盾が夢巡する

 この世界は、大きな矛盾によってつくられています。
 何事も変わり続ける、という変わらない事実。
 あなたが手にする『ムジュン』はどんな矛と盾でしょうか?

 



第191章
Mr.ジョーンズの秘密

 聴こえない声を聴こうとする姿勢。
 それは、ステーキな『Mr.ジョーンズ』の秘密でしょう。
 演説台で説いてしまえば、消えてしまう秘密です。
 それはそのまま。
 例え、悲鳴のように聴こえたとしても。


第192章
簡単にはいかないから……

 世界には、人を阻む呪文が溢れています。
 しかし、それらは全て詐欺師の口上です。
 なぜなら、誰もが『唯一無二』の存在だからです。


第193章

 マナーは幻です。
 強要してしまえば見えなくなり、契約書に書いても見えなくなります。
 もし、同じマナーという幻。
 それを誰かと共に見れたら、それは奇跡です。


第194章 

 2019年が終わるらしいです。
 振り返ってみれば、掲げた目標の旗は無事に達成できました。
 平らに成った、あの場所で今もなびいています。
 だから、もうさようならです。


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無関心は希望

 好きの反対は無関心。  そんなたわ言、誰が言ったのか知らないが。   今の私からすれば無関心は希望。  今まで気づけなかった、その未知は。  愛しの故郷、待ちきれない今は夢の今。